MM総研大賞2020 話題賞「ドコモ光10ギガ」
株式会社NTTドコモ

2020年09月14日

最大通信速度10Gbps、ドコモの超高速インターネット

 

NTTドコモが提供する最大通信速度10Gbpsの超高速インターネットは高画質で大容量のコンテンツも複数端末で同時に楽しめる。同一「ファミリー割引」グループ内で「ドコモ光」とスマートフォンをセットで契約すると各スマートフォンの月額料金から永年最大1,000円割引される特典もある。オンラインゲームやXR(複合現実)技術による画像体験など、話題性や将来への影響力が高く評価され「話題賞」を受賞した。

高精細4K・8K映像やオンラインゲームなど大容量データ通信もスムーズに


2015年3月にスタートした「ドコモ光」は、2016年末にはCATV事業者と提携し、スマートフォンの料金から割引になる「ドコモ光セット割」が利用できる「ドコモ光タイプC」の提供を開始。以降、「ドコモ光新規工事料無料特典」施策やスマートフォンとのセット契約によりスマートフォンの料金を割り引く「ドコモ光セット割」などのユーザーニーズに即した施策などが奏功し、2020年6月時点で665.6万契約を記録した。



最大通信速度10Gbpsの超高速インターネット「ドコモ光10ギガ」は今年4月のNTT 東西の卸サービス開始に合わせた新機軸のサービスだ。4K・8K映像といった高精細の映像コンテンツの高品質化や、オンラインゲーム、XR(VR、AR、MR)技術を用いた新たな体験の広がりなどで、大容量データ通信を必要とするサービスが増加し、高速通信への期待が高まっている。そういったユーザーの声を受け提供を開始した。

これまで同様に対応プロバイダの違う3プラン

料金プランはプロバイダ契約がセットとなっている「10ギガタイプA」が6,300円(税別)/月(定期契約あり)、7,800円(税別)/月(定期契約なし)、「10ギガタイプB」が6,500円(税別)/月(定期契約あり)、8,000円(税別)/月(定期契約なし)、別途プロバイダと契約が必要な「10ギガ単独タイプ」が5,900円(税別)/月(定期契約あり)、7,400円(税別)/月(定期契約なし)が選択できる。これまでの「ドコモ光1ギガ」と比較すると料金が高くなるが、新規申込みの場合、最大24カ月毎月1,600ポイントのdポイント還元施策により、当初2年間は実質「ドコモ光1ギガ」と同等の料金にて提供している。それに加え、新規契約で20,000ポイント、新規工事費相当の18,000ポイントのdポイントが進呈・還元される。

提供エリア、対応プロバイダは順次拡大

現在の提供エリアは以下の通り(7月21日時点)。

● NTT東日本エリア

東京都大田区・世田谷区・杉並区・練馬区・板橋区・
足立区・葛飾区・江戸川区・目黒区・中野区・品川
区・北区・江東区・渋谷区・新宿区・文京区・豊島区・
墨田区・狛江市、調布市・三鷹市の一部

● NTT西日本エリア

大阪府大阪市、愛知県名古屋市

対応プロバイダは「10ギガタイプA」がドコモnet、plala、GMOとくとくBB、andline、hi-ho、IC-NET。「10ギガタイプB」はBB.excite、ASAHIネットとなっている。「ドコモ光1ギガ」と比較すると対応プロバイダは少ないが、プロバイダ各社の準備状況に合わせて、提携プロバイダを増やしていく考えだ。

5Gサービスとのセット利用も

「ドコモ光電話」を除き、「ドコモ光1ギガ」で利用できる「ドコモ光テレビオプション」などの各種オプションサービスが利用できる。また、最大2.4Gbpsでの通信が可能なWi-Fi 6に対応する「10Gbps対応無線LANルーター」を500円(税別)/月で提供する。エリアが限定的で「ドコモ光電話」が非対応、高額な月額料金と課題はあるが、将来的には提供エリア拡大により、5Gサービスとセットで利用することで、高速で高品質な通信を屋内外で利用できるようになる。

MM総研大賞について

「MM総研大賞」は、ICT分野の市場、産業の発展を促すきっかけとなることを目的に、MM総研が2004年に創設した表彰制度です。2020年度の今回が17回目になります。優れたICT技術で積極的に新商品、新市場の開拓に取り組んでいる企業を表彰するものです。

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■MM総研について
株式会社MM総研は、ICT分野専門の市場調査コンサルティング会社です。日本におけるデジタル産業の健全な発展と市場拡大を支援することを目的として1996年に設立し、四半世紀にわたって経験と実績を重ねてきました。ICT市場の現状と先行きを的確に把握する調査データに加えて、新製品・新サービスを開発するためのコンサルティングサービスも提供しています。