表彰式で井伊社長「常識に挑戦する決断だった」

 「日本から世界に貢献できる活躍を期待」と村井審査委員長

表彰式では受賞16件、20の企業・団体等に表彰盾が授与された。講評で審査委員長の村井純慶應義塾大学教授は「2040年に起きると予測していた変化が、20年前倒しで起きていると実感する。今年9月にはデジタル庁ができ、IT分野はさらに広がるだろう。受賞企業の皆様には日本から世界に貢献できる活躍を期待したい」と述べた。

 
慶應義塾大学教授の村井純 審査委員長

「デジタル産業発展に寄与したい」と所長の関口

主催者を代表してMM総研の関口和一代表取締役所長は「景気の低迷期にこそイノベーションが生まれる。リーマンショック時は3GのiPhoneなど今の時代を支える技術が出てきた。今回もデジタルツインなど、新しいデジタル時代を支える大きな技術が生まれている。そういう意味で、MM総研大賞はデジタル産業の発展の一助になると考えている」と語った。

MM総研の関口和一 代表取締役所長

「日経のデジタル戦略にとって参考になる」と日経の渡辺専務

来賓を代表して、日本経済新聞社の渡辺洋之専務取締役は「デジタル事業は一歩遅れると大変なことになる。そのため、日経のイノベーションラボでは、ＭＭ総研大賞を参考にして2030年のテックビジョンを作成している。今回の受賞製品は豊作で、日経デジタル戦略の未来に大きな影響を持つ発表だった」と祝辞を述べた。

日本経済新聞社の渡辺洋之専務取締役

 
ITS Japan理事の天野肇 審査委員（左）と楽天モバイルの山田善久 代表取締役社長（右）

 IOWN Global Forum 川添 雄彦 President and Chairperson

 
東芝デジタルソリューションズ  岡田俊輔 取締役・ＩＣＴソリューション事業部 事業部長

九州大学大学院教授の篠﨑彰彦 審査委員(左)とNTTコミュニケーションズ 丸岡亨 代表取締役社長(右)

 Cognite 徳末哲一 代表取締役社長

 
グーグル・クラウド・ジャパン 根来香里 マーケティング部 マーケティング統括部長

ロフトワーク取締役会長の林千晶 審査委員(左)と
NEC 松原文明 執行役員常務 エンタープライズビジネスユニット担当(右)

ソースネクスト 小嶋智彰 代表取締役社長 兼 COO

 
MICIN 原聖吾 代表取締役

フリージャーナリストの西田宗千佳 審査委員(左)と国土交通省 奥田誠子 都市局都市政策課 課長(右)

KDDI 森田圭 取締役執行役員常務 パーソナル事業本部 サービス統括本部 統括本部長(左)、
一般社団法人渋谷未来デザイン 長田新子 理事兼事務局次長(中央)、
一般財団法人渋谷区観光協会 金山淳吾 代表理事(右)

ソフトバンク 今井康之 代表取締役 副社長執行役員 兼 COO

MM総研 研究課長の作山哲二 審査委員（左）と
富士通株式会社 藤原英則 デジタルソフトウェア＆ソリューションBG スポーツビジネス統括部 統括部長（右）

 
BEDORE 下村勇介 代表取締役

MM総研大賞について

「ＭＭ総研大賞」は、ICT分野の市場、産業の発展を促すきっかけとなることを目的に、ＭＭ総研が2004年に創設した表彰制度です。2021年度の今回が18回目になります。優れたICT技術で積極的に新商品、新市場の開拓に取り組んでいる企業を表彰するものです。

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■ＭＭ総研について
株式会社ＭＭ総研は、ICT分野専門の市場調査コンサルティング会社です。日本におけるデジタル産業の健全な発展と市場拡大を支援することを目的として1996年に設立し、四半世紀にわたって経験と実績を重ねてきました。ICT市場の現状と先行きを的確に把握する調査データに加えて、新製品・新サービスを開発するためのコンサルティングサービスも提供しています。