MM総研大賞2014 大賞は、新電力エネットの「EnneSmart」「MM総研大賞2014」表彰式を開催―「EneSmartは東京オリンピックに向け大いに期待」と安田委員長

2014年07月22日

MM総研は7月18日、都内のホテルを会場に「MM総研大賞2014」の表彰式を開催した。冒頭、審査委員長の安田浩東大名誉教授は「今年の最終審査は特に優劣つけがたい優秀な候補製品がそろった。そこで、次の時代に『何か』を残すかどうかの視点でも選んだ」と強調した。

 
 最高賞の「MM総研大賞」に選ばれたのは、新電力エネットの「EnneSmart」(エネスマート)。安田委員長から同社の池辺裕昭社長に表彰盾が授与された(写真①)。安田委員長は「2年後に電力の小売りが完全自由化され、東京オリンピック時には相当量が契約されるだろう。電力分野で新しい製品が生まれてくることを大いに期待している」と述べた。
 受賞企業を代表して挨拶に立ったエネットの池辺社長は「今年6月に電力小売り全面自由化の法律が成立し、いよいよ競争の時代に入っていく。受賞を励みに、お客様に喜ばれるサービスを提供していきたい」と語った。
 
 

 このほか、NTT東日本の光山由一取締役、NTTコミュニケーションズの大井貴取締役、NECの新野隆代表取締役副社長をはじめ、受賞企業の代表者が各審査委員から表彰盾を受け取った。
 続いて開かれた記念レセプションには受賞企業の関係者らを含め約200人が参加。来賓挨拶で日経BP社の長田公平社長は「受賞された製品・サービスはいずれも革新的だ。新しい技術に挑戦して成功するには大きなエネルギーが必要で、受賞企業の皆様も大変なご苦労をなさったと思う」と語った。
 受賞対象となった製品・サービスの実物展示があり、トヨタ自動車の超小型EV「i-ROAD」などの前に人垣ができた(写真⑦)。会場では出席者同士が交流を深め、記念写真を撮るなど終始和やかなムードに包まれた。