MM総研大賞2015 MM総研大賞2015表彰式を開催2020年見据えた製品・サービスを選出」と安田委員長

2015年07月08日

MM総研は7月7日、都内のホテルを会場に「MM総研大賞2015」の表彰式を開催した。
 表彰式の冒頭、MM総研大賞審査委員長の安田浩東大名誉教授は選定の経緯を「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、どういうものが出てきて欲しいかを考えながら選定した」と語った。
 最高賞の総研大賞に選んだソフトバンク ロボティクスの「Pepper」(ペッパー)については「普及という点ではまだだが、これから進む方向を示したというのは大きな成果だった。1つのエポックメイキングになるのではないかと思っている」と評価した。

 表彰式では各審査委員が受賞企業の代表者にそれぞれ表彰盾を授与した。

 受賞企業を代表して挨拶に立ったソフトバンク ロボティクスの蓮実一隆取締役は開発の経緯などをまじえながら「Pepperは人とコミュニケーションをとることに特化して作ったロボット。人が何を思ったり、何を感じたりするか、といったデータの一つ一つが挑戦する我々にとって宝物だと思っている」と語り、さらに「大賞の名に恥じないよう、皆さんのお力を借りながらPepperを成長させていきたい」と述べた。

 このほか、NTTドコモの守屋裕三担当部長、日本電気の西村知典執行役員常務、日本アイ・ビー・エムの三浦美穂 理事 事業部長、ソニーの中川克也事業部長、KDDIバリューイネイブラーの菱岡弘代表取締役社長、ケイ・オプティコムの久保忠敏常務取締役、インターネットイニシアティブの島上純一取締役、サムスン電子ジャパンの吉田拓哉執行役員、日本電気の庄司信一執行役員常務、Uber Japanの高橋正巳執行役員社長、富士通の小田成執行役員、タカラトミーの佐野信二事業部長、Sansanの富岡圭共同創締役受賞企業代表者がそれぞれ審査委員か表彰の楯を受け取った。

 続いて記念レセプションが開かれ、受賞企業の関係者ら約100人が参加。来賓挨拶で日本経済新聞社の野村裕知専務取締役は「日本のIT産業の未来を感じさせる挑戦的な製品・サービスが選ばれている。日本のIT産業もまんざらではないと、非常に勇気づけられた」とお祝いの言葉を贈った。

 レセプション会場では受賞の対象となった11の製品・サービスが展示された。中でも人気を博したのはPepperで、周りにはひとだかりができ、参加者らは交代で話しかけるなどして“会話”を楽しんでいた。また、出席者同士交流を深め記念写真を撮るなど和やかなムードに包まれた。



https://m2ri.jp/corporate/mmri_award/