MM総研大賞2004 ニュースリリース「MM総研大賞2004」創設と審査結果について 将来の市場発展に向けて積極的に取り組んでいるITベンダーを表彰

2004年06月24日

マルチメディア総合研究所は、この度「MM総研大賞2004」を創設し、MM総研大賞 最優秀賞および部門最優秀賞を決定いたしましたので、その結果をお知らせいたします。
 MM総研大賞2004とは、将来の市場発展に向けて積極的に取り組んでいるITベンダーを表彰するものです。6種類の製品・サービス分野につき、それぞれ部門最優秀賞および大賞を選定しました。

【表彰対象】
①デジタルカメラメーカー/②携帯電話端末メーカー/③HDD内蔵型DVDレコーダーメーカー/④パーソナルコンピューターメーカー/⑤ブロードバンドコンテンツサービスプロバイダー/⑥IP電話サービスプロバイダー

上記製品・サービスを2003年4月より2004年3月までの間に提供する主要企業。

【評価基準】
①対象となる製品・サービス事業全般の「認知度」「親しみやすさ」「使いやすさ」「多機能性」「革新性」「独創性」、及び企業の取り組みなどを総合的に評価。
②「独創性」では、ノミネートされた各企業が1つだけ自薦する製品・サービスについて、アンケート評価などを実施。

【評価方法】
個人消費者を対象としたインターネットアンケート(2,000件) 、店頭調査、またノミネート企業に対する簡易取材結果を評価材料として、外部有識者を含む審査委員会*が「各部門賞」「大賞」を決定。

*審査委員会メンバー
審査委員長 石田 晴久  多摩美術大学教授・東京大学名誉教授
審査委員  前川 徹   富士通総研 経済研究所 主任研究員・早稲田大学客員教授
審査委員  藤沢 久美  シンクタンク・ソフィアバンク ディレクター
                多摩大学客員助教授
審査委員  尾島 和雄  日経トレンディ編集長
審査委員  中村 成希  MM総研 研究員




■MM総研大賞  松下電器産業株式会社 「DIGA」


DVDレコーダー部門

最優秀賞 松下電器産業株式会社 「DIGA」
2位 ソニー 「スゴ録」
3位 パイオニア
4位 東芝 「RDシリーズ」
5位 シャープ 「D-combo」


デジタルカメラ部門

最優秀賞 ソニー株式会社 「Cyber-shot」
2位 キヤノン 「IXY DIGITAL」
3位 富士写真フイルム 「Fine Pix」
4位 オリンパス 「CAMEDIA」
5位 カシオ計算機 「EXILIM」


携帯電話端末部門

最優秀賞 日本電気株式会社
2位 パナソニック モバイルコミュニケーションズ
3位 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
4位 シャープ
5位 三洋電機


パーソナルコンピューター部門

最優秀賞(W受賞) 日本電気株式会社 「VALUESTAR」
最優秀賞(W受賞) ソニー株式会社 「VAIO」
3位 富士通 「FMV-DESKPOWER」
4位 アップルコンピュータ 「Power Mac」
5位 日本IBM 「ThinkPad」


ブロードバンドコンテンツサービス部門

最優秀賞 日本電気株式会社 「BIGLOBEストリーム」
2位 Yahoo! JAPAN 「Yahoo!アバター」
3位 KDDI 「KDDI光プラスTV」
4位 NTTコミュニケーションズ(OCN) 「Uefa・COMプレミアムサイト」
5位 ニフティ 「BB CLIP」


IP電話部門

最優秀賞 ソフトバンクBB株式会社 「BBフォン」
2位 NTTコミュニケーションズ(OCN) 「ドットフォンパーソナル」
3位 KDDI 「KDDI光プラス電話」



各部門受賞の理由について

【MM総研大賞 最優秀賞及びDVDレコーダー部門最優秀賞
松下電器産業株式会社(Panasonic) 「DIGA」

※DVDレコーダーはWebアンケートで新規購入検討中が34%を占め、今年もっとも勢いのある商品となった。
こうしたなか松下「DIGA」は、業界初のSD/PCカードWスロット搭載、ビデオデッキからのリプレースユーザーにも分かりやすい操作性で高い評価を獲得。また、品質・信頼性、国内出荷台数、グローバル力でも高得点をマークした。

デジタルカメラ部門 最優秀賞
ソニー株式会社  「Cyber-shot」

※スリムなのに大画面搭載などの高機能を両立させたT1で、市場から先進性、独創性で断トツの評価を獲得。キーデバイスの内製化で他社との差別化を実現した。

携帯電話端末部門 最優秀賞
日本電気株式会社

※折りたたみ式携帯電話の代名詞的な存在となった「N」ブランドで、国内出荷台数1位を獲得し、さらに親しみやすさだけでなく、使いやすさ、多機能性でも高得点を獲得。

パーソナルコンピューター部門 最優秀賞(W受賞)
日本電気株式会社  「VALUESTAR」
ソニー株式会社  「VAIO」

※NEC:親しみやすさ、使いやすさで1位になったほか、静音性にこだわった水冷パソコンにより独創性でも高得点をマーク。国内出荷台数1位を維持するだけでなく、業界初の機能も積極的に採用している。

※ソニー:先進性、多機能性で市場から断トツの評価を獲得。それをもとにしたブランド優位性でも高得点をマーク。AV機能、エンターテイメント性、デザインを武器に「VAIO」ブランドを浸透し、パソコンの新時代を切り開いた。

ブロードバンドコンテンツサービス部門 最優秀賞
日本電気株式会社  「BIGLOBEストリーム」

※多種多様な動画を品揃えし、コンテンツやジャンルの豊富さで市場から高い評価を獲得。有料動画では無料サンプルも充実。回線速度や料金といった表面上の魅力に注目しがちなブロードバンド市場を、コンテンツ面からも後押ししている。

IP電話サービス部門 最優秀賞
ソフトバンクBB株式会社  「BBフォン」

※使いやすさで市場から断トツの評価を獲得したほか、先進性、ブランド優位性でも高い評価を獲得。利用者数1位でBBフォンユーザー同士は通話料無料、これらを武器にIP電話の普及に大きく貢献している。