MM総研大賞2008 ニュースリリース「MM総研大賞2008」実施と審査結果のお知らせ
2008年06月12日
■大賞はソニーの有機ELテレビが受賞、ものづくり優秀賞も同時受賞
■部門賞は松下電器産業、アップル、NTTコミュニケーションズ、日立製作所、ものづくり優秀賞のもう1社はNECが獲得
■話題賞は、NTTグループ、ウォルト・ディズニー・ジャパン、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、クリプトン・フューチャー・メディア、工人舎、ニワンゴ、富士通、ビジネスオンラインを選出
MM総研(東京都港区、所長 中島 洋)は、この度「MM総研大賞2008」(審査委員長:石田晴久 東京大学名誉教授)の最終審査を終え、大賞および最優秀部門賞、ものづくり優秀賞、話題賞を決定致しましたので、その結果をお知らせいたします。
「MM総研大賞2008」は、IT分野で積極的に新商品、新市場の開拓に取り組んでいるベンダーを表彰するもので、2004年に創設し、今年が5回目とな ります。次世代のブロードバンド&ユビキタス社会の核となる製品・サービス分野を、コンシューマー、ビジネス両分野から4部門選定し、部門毎に「最優秀部 門賞」を選出。また、IT産業に大きなインパクトを与え、大きな話題を集めた製品・サービスに対して「MM総研大賞 話題賞」として表彰しております。また、前回より日本が世界に誇る“ものづくり”の分野で代表的な商品を表彰する「ものづくり優秀賞」を創設しておりま す。最終的にこれらの中から、もっともIT産業の発展に寄与したと思われる製品・サービスを「MM総研大賞」として表彰します。
最終選考は、石田 晴久 東京大学名誉教授を委員長とする審査委員会の厳正な審査のもと行われ、「大賞」はソニーの有機ELテレビ「XEL-1」に決定致しました。また、同製品は「ものづくり優秀賞」にも選定されました。
ソニーの有機ELテレビ「XEL-1」は商用製品としては、世界初となる有機ELテレビです。有機ELは、大型化が難しく、携帯電話のディスプレイなど小 型機器での利用が中心でしたが、「XEL-1」は、テレビ用パネルとして、11V型 (251×141mm)を採用。最薄部約3mmという薄さ、コントラスト比は100万対1以上と、従来にはない圧倒的な高コントラストと色再現性を実現。 有機EL技術、積層基板技術、高密度実装技術といったソニーのものづくり力の高さを証明する製品となっています。有機ELは将来的には液晶やプラズマに並 ぶ薄型テレビの次世代ディスプレイとして、また、その他の幅広い応用製品への展開など、今後の普及も期待されています。日本のものづくり力を代表する製品 としての高い評価も含め、全14商品の中で最高の評価に値すると判断したため、MM総研大賞2008の「大賞」を受賞する結果となりました。
その他、正規4部門では、以下の企業が最優秀部門賞を獲得しました。ブルーレイディスクレコーダー部門では、松下電器産業のブルーレイDIGA 「DMR-BW900」が最優秀部門賞に選定されました。インターネット接続機能とフルキーボードを備えた小型モバイル端末、および小型・薄型モバイルパ ソコンを対象とするユビキタス端末部門では、アップルの「iPod touch」が最優秀部門賞に輝きました。ISPサービス(FTTH)部門では、NTTコミュニケーションズの「OCN 光サービス」が最優秀部門賞を獲得しました。運用管理ソフトウェア部門では、日立製作所の統合システム運用管理「JP1」が最優秀部門賞に選ばれました。
昨年より創設された、「ものづくり優秀賞」では、ソニーの有機ELテレビ「XEL-1」とNECの超小型マイクロ波通信システム「PASOLINK」が選出されました。
「話題賞」は、NTTグループの「NGNサービス」、ウォルト・ディズニー・ジャパンの「ディズニー・モバイル」、パナソニック モバイルコミュニケーションズの「VIERAケータイ(R)」、工人舎の「KOHJINSHA SHシリーズ」、ニワンゴの「ニコニコ動画」、クリプトン・フューチャー・メディアの「初音ミク」、富士通の安心安全ソリューション 「SafetyValue」、ビジネスオンラインの「ネット de 会計」が選ばれました。
以上により、受賞製品・サービスは大賞・ものづくり優秀賞の同時受賞1、最優秀部門賞4、ものづくり優秀賞1、話題賞8で、合計14商品となりました。
受賞企業はご覧の通りです。
◆MM総研大賞&ものづくり優秀賞
・ソニー 有機ELテレビ「XEL-1」
◆ブルーレイディスクレコーダー部門
・松下電器産業 ブルーレイDIGA 「DMR-BW900」
◆ユビキタス端末部門
・アップル 「iPod touch」
◆ISPサービス(FTTH)部門
・NTTコミュニケーションズ 「OCN 光サービス」
◆運用管理ソフトウェア部門
・日立製作所 統合システム運用管理「JP1」
◆ものづくり優秀賞
・NEC 超小型マイクロ波通信システム「PASOLINK」
◆話題賞
・NTTグループの「NGNサービス」
・ウォルト・ディズニー・ジャパン 「ディズニー・モバイル」
・パナソニック モバイルコミュニケーションズ 「VIERAケータイ(R)」
・工人舎 「KOHJINSHA SHシリーズ」
・ニワンゴ「ニコニコ動画」
・クリプトン・フューチャー・メディア「初音ミク」
・富士通 安心安全ソリューション「SafetyValue」
・ビジネスオンライン 「ネット de 会計」
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※[参考] これまでの「大賞」受賞企業は、以下の通りです。
MM総研大賞2004 : 松下電器産業(Panasonic)「DIGA」
(DVDレコーダー)
MM総研大賞2005 : シャープ 「AQUOS」
(液晶テレビ)
MM総研大賞2006 : アップルコンピュータ 「iPod + iTunes Music Store」
(携帯音楽プレイヤー+音楽配信サービス)
MM総研大賞2007 : JR東日本「Suica」「モバイルSuica」とPASMO協議会「PASMO」の
共同受賞(ICカード)
MM総研大賞2008 : ソニー 有機ELテレビ 「XEL-1」
(有機ELテレビ)
※ MM総研大賞は、MM総研の「次世代のブロードバンド&ユビキタス時代に対応し、わが国のIT産業の健全な発展と市場拡大をバックアップする」との設立趣 旨に基づき、その活動の一環として04年6月に創設いたしました。また、第三者機関によるIT分野のランキングや表彰制度が、これまで数少なかったことも 創設意図の1つとしております。
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MM総研大賞2008の概要
【参考1】MM総研大賞2008の開催主旨
「MM総研大賞2008」は、IT分野の市場、産業の発展を促すきっかけとなることを目的に、MM総研が2004年に創設した表彰制度です。2008年度 の今回が5回目になります。IT分野で積極的に新商品、新市場の開拓に取り組んでいるITベンダーを表彰するものです。
【参考2】表彰対象分野
1. 正規分野
①ブルーレイディスクレコーダー
②ISPサービス (FTTH)
③ユビキタス端末
※インターネット接続機能とフルキーボードを備えた小型モバイル端末、
及び小型・薄型モバイルパソコンが対象
④運用管理ソフトウェア
※上記製品・サービスを2007年4月より2008年3月までの間に提供する主要企業
2. ものづくり優秀賞(2~3商品程度)
3.話題賞 (7~10商品程度)
【参考3】 選定分野と評価基準
◆正規分野
①対象となる製品・サービス事業全般の「認知度」「信頼性」「親しみ易さ」「使い易さ」 「多機能性」「革新性」「独創性」、及び企業の取り組みなどを総合的に評価。
②「独創性」では、ノミネートされた各企業が1つだけ自薦する製品・サービスについ て、アンケート評価などを実施。
◆話題賞
③「話題賞」に関しては、IT産業に大きなインパクトを与え、大きな話題を集めた製 品・サービスを個人消費者及びビジネスユーザーを対象としたアンケートで事前選出 し、審査委員会にて最終選定する。
◆ものづくり優秀賞
④「ものづくり優秀賞」は、日本が世界に誇れる“ものづくり”の分野で、卓越した 技術で「先進性」「革新性」などに優れ、市場からも高く評価されている製品を、審 査委員会にて総合的に評価、選定する。
【参考4】 評価方法
◆正規分野
個人消費者およびビジネスユーザーを対象としたインターネットアンケート
(2,000 件)、またノミネート企業に対する簡易取材結果を評価材料として、
外部有識者を含む審査委員会が「各部門最優秀賞」を決定する。
◆話題賞
個人消費者およびビジネスユーザーを対象としたインターネットアンケート
(2,000件)を基に選出された製品・サービスに関し、外部有識者を含む審査
委員会が、「話題性」や「今後のIT業界への影響度」などを選考基準に、
「話題賞」を選定する。
◆ものづくり優秀賞
外部有識者を含む審査委員会が、日本が世界に誇れる“ものづくり”の分野で、
「先進性」「革新性」などに優れ、市場性も高く、今後のブロードバンド&ユビ
キタス社会を支えていく先進的な技術が活かされていると評価される製品を
選定する。
◆MM総研大賞
正規部門、話題賞、ものづくり優秀賞に選出された製品・サービスに関し、外部
有識者を含む審査委員会が、「ブロードバンド&ユビキタス社会への貢献度」
「今後のIT業界への影響度」などを選考基準に、MM総研大賞を選定する。
【参考5】 審査委員
審査委員長 石田 晴久 東京大学名誉教授
サイバー大学 教授 IT総合学部 学部長
審査委員 前川 徹 富士通総研 経済研究所 客員研究員
国際大学グローバルコミュニケーションセンター
主幹研究員
審査委員 藤沢 久美 シンクタンク・ソフィアバンク副代表
法政大学大学院 客員教授
審査委員 北村 森 商品ジャーナリスト
審査委員 横田 英明 MM総研 取締役 研究部長
【参考6】 表彰式/レセプション
日 時 : 2008年7月8日(火) 16時30分~
受 付 開 始 : 16時
表 彰 式 : 16時30分~
・大賞受賞企業様、各部門の最優秀企業様、ものづくり優秀賞 受賞企業様、話題賞受賞企業様への表彰状授与
・大賞受賞企業様(1社)の受賞挨拶など
レセプション : 17時30分~
・懇親会、立食パーティー
場 所 : シェラトン都ホテル東京 (東京都港区白金台1‐1‐50)