スマートフォン利用者の月額利用料金は4,617円

携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021 年12 月時点)

2022年01月27日

■スマートフォン月額利用料金はMNO4社 5,146円、サブブランド 3,157円、MVNO 1,889円
■端末の購入金額はMNO 4社 のスマートフォン64,594円、フィーチャーフォン20,750円、サブブランド48,319円、MVNO 44,001円
■スマートフォンの月間データ通信量は平均8.95GB、中央値 3GBで、回答者の58.7%が3GB以下の通信量であった

ICT市場調査コンサルティングのMM総研(略称 MMRI、東京都港区、関口和一所長)はNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル※1(以下、MNO 4社)、ワイモバイル、UQモバイル(以下、サブブランド)、及びMVNO各社(以下、MVNO)それぞれの音声通話サービス利用者に対するアンケート調査を実施し、携帯電話の月額利用料金と音声通話・データ通信サービスの利用実態をまとめた。

※1:楽天モバイルのサービス利用者の回答結果はすべてMNOに含む

 

MNO 4社のスマートフォン利用者の月額利用料金は5,146円

携帯電話の月額利用料金※2,3について、端末代金の分割支払い分を含まない実際の支払総額を分析した結果、スマートフォン利用者全体では4,617円で、前回調査から228円の減額となった。楽天モバイルを含むMNO 4社のスマートフォン利用者の月額利用料金は5,146円、MNO 3社のフィーチャーフォン利用者は2,592円となった。サブブランド利用者の月額利用料金は3,157円、MVNO利用者の月額利用料金は1,889円となった。

携帯電話の平均月額利用料金

※2:下記選択肢ごとに設定した係数を掛け合わせた加重平均による算出
「~999円」・・・500円、「1,000~1,999円」・・・1,500円、「2,000~2,999円」・・・2,500円、「3,000~3,999円」・・・3,500円、「4,000~4,999円」・・・4,500円、「5,000~5,999円」・・・5,500円、「6,000~6,999円」・・・6,500円、「7,000~7,999円」・・・7,500円、「8,000~8,999円」・・・8,500円、「9,000~9,999円」・・・9,500円、「10,000~10,999円」・・・10,500円、「11,000~11,999円」・・・11,500円、「12,000~12,999円」・・・12,500円、「13,000円以上」・・・13,500円
※3:「月額利用料金」=「通話料」+「データ通信料」+「オプション料」
  ◇端末購入の支払が分割払いで残っているユーザーの回答には端末購入金額は含まない
  ◇オプションには故障・紛失時などの補償サービス、コンテンツサービス利用料を含む
  ◇消費税を含む

MNO 4社のスマートフォン利用者の端末購入金額は64,594円

端末の購入金額※4,5について質問した結果、スマートフォン利用者全体では60,727円で、前回調査から352円の減額となった。MNO 4社のスマートフォン利用者では64,594円、MNO 3社のフィーチャーフォン利用者は20,750円、サブブランド利用者は48,319円、MVNO利用者は44,001円だった。

端末の平均購入金額



※4:下記選択肢ごとに設定した係数を掛け合わせた加重平均による算出
「実質0円・1円」・・・0円、「2~9,999円」・・・5,000円、「10,000~19,999円」・・・15,000円、「20,000~29,999円」・・・25,000円、「30,000~39,999円」・・・35,000円、「40,000~49,999円」・・・45,000円、「50,000~59,999円」・・・55,000円、「60,000~69,999円」・・・65,000円、「70,000~79,999円」・・・75,000円、「80,000~89,999円」・・・85,000円、「90,000~99,999円」・・・95,000円、「100,000~109,999円」・・・105,000円、「110,000~119,999円」・・・115,000円、「120,000~129,999円」・・・125,000円、「130,000~139,999円」・・・135,000円、「140,000~149,999円」・・・145,000円、「150,000~159,999円」・・・155,000円、「160,000~169,999円」・・・165,000円、「170,000~179,999円」・・・175,000円、「180,000~189,999円」・・・185,000円、「190,000~199,999円」・・・195,000円、「200,000円以上」・・・205,000円
※5:「購入金額」=定価・または割引前の端末の支払総額(消費税を含む)

月間データ通信量は平均8.95GB(ギガバイト)・中央値は3GB

スマートフォン利用者の2021年11月のデータ通信量※6,7,8について分析した結果、「わからない」と回答したユーザーを除いた平均データ通信量は8.95GB(ギガバイト)、中央値は3GBとなった。

有効回答のみを対象とした場合、月間通信量は「1GB」31.5%、「2GB」10.7%、「3GB」16.5%となり、58.7%のユーザーが3GB以下の通信量となった。なお、「7GB」までの累計では約75.4%を占めた。

スマートフォンの月間モバイルデータ通信量(GB)



※6:月間通信量についてGBで回答した結果による分析
※7:通信量はモバイル通信量のみ(Wi-Fi接続による通信量は含まない)
※8:2021年11月(調査月の前月)の利用状況から分析

スマートフォンによるWi-Fiデータ通信量は15.88GB

スマートフォン利用者のWi-Fi利用時間と、Androidユーザーの直近4週間のWi-Fiデータ通信量に関する回答結果から、スマートフォン利用における月間の平均Wi-Fiデータ通信量を分析した。その結果「わからない」を除き、Androidユーザーでは14.22GB、iPhoneユーザーでは17.84GBと分析した。全体では15.88GBで、月間モバイルデータ通信量の平均(8.95GB)と合わせると月間通信量は約24.83GBとなる。2021年7月時点の月間通信量よりも1.34GB減少した。データ通信量の構成比としてはモバイルデータ通信量36.1%に対し、Wi-Fi通信量は63.9%となった。

スマートフォンの月間Wi-Fiデータ通信量(GB)


1週間の通話時間はMNO 4社 44.3分、サブブランド 32.7分、MVNO 19.7分

スマートフォン利用者に携帯電話番号とIP電話・アプリ電話それぞれの音声通話時間※9を質問した。その結果、1週間の平均通話時間は携帯電話番号からの場合、MNO 4社は24分、サブブランドは14.6分、MVNOは8.6分となった。IP電話・アプリ電話からの場合は、MNO 4社は20.3分、サブブランドは18.1分、MVNOは11.1分となった。携帯電話番号とIP電話・アプリ電話からの通話時間を合算すると、MNO 4社は44.3分、サブブランドは32.7分、MVNOは19.7分となった。

※9:下記、選択肢ごとに設定した係数を掛け合わせた加重平均による算出
「0分(まったく通話しない)」・・・0分、「1分」・・・1分、「5分」・・・5分、「10分」・・・10分、「20分」・・・20分、「30分」・・・30分、「40分」・・・40分、「50分」・・・50分、「1時間」・・・60分、「1時間30分」・・・90分、「2時間」・・・120分、「3時間」・・・180分、「4時間」・・・240分、「5時間」・・・300分、「5時間超」・・・360分

また、通話時間の推移(2018年4月~2021年12月)についても分析した。携帯電話番号とIP電話・アプリ電話からの通話時間を合算すると2019年2月以降、MNO 4社では通話時間の減少が続いており、サブブランドとMVNOは前回調査よりも減少した。


スマートフォン利用者の利用時間は979分/週

スマートフォンの一週間の利用時間※10,11について質問し、分析した。その結果、一週間あたりのスマートフォン利用時間の全体平均は979分(16時間19分)となった。個別に見ると、MNO 4社は1,010分、サブブランドは940分、MVNOは895分となった。

スマートフォンの利用時間(分/週)


※10:通話時間を除く
※11:下記、選択肢ごとに設定した係数を掛け合わせた加重平均による算出
「15分 」・・・15分、「30分」・・・30分、「1時間」・・・60分、「1時間30分」・・・90分、「2時間」・・・120分、「2時間30分」・・・150分、「3時間」・・・180分、「3時間30分」・・・210分、「4時間」・・・240分、「5時間」・・・300分、「6時間」・・・360分、「7時間」・・・420分、「8時間」・・・480分

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