トヨタ社長「来年2月23日に着工へ」

――自動運転などの実証都市計画Woven City

2020年11月06日

トヨタ自動車の豊田章男社長は11月6日の2021年3月期中間決算発表の席上、未来型モビリティ社会のモデル都市「Woven City」計画について、候補地の静岡県裾野市で2021年2月23日に起工式を実施する意向を明らかにした。

 

豊田社長はWoven City(網のように織り込まれた町)を同社が自動車会社から「モビリティーカンパニー」に脱皮するうえで大きなカギを握るプロジェクトとしてとらえている。当面の実証テーマが自動運転だ。街を通る道を①自動運転車専用道②歩行者と速度の遅いパーソナルモビリティが共存する道③歩行者専用道ーーの3つに分類し、それらの道が網の目のように織り込まれている。

候補地はトヨタグループの「東富士工場」の跡地を利用し70万平方メートルの敷地に高齢者、子育て世代の住民を住まわせ、住民として抱える社会課題を検証していくもの。課題解決にあたるのが「発明家」(豊田社長)と呼ぶ研究者たちで、現在3000人の応募者があるという。

2月23日に起工式を実施する意向について、トヨタ社長は「フジサンの語呂合わせから考え付いた」と語った。

 

 (トヨタ自動車の公式サイトから)

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