2019年度上期国内携帯電話端末出荷概況

2000年度以降の半期別出荷台数として過去最低

2019年11月13日

■ 2019年度上期の総出荷台数は1,461.5万台(前年同期比5.8%減)で半期別出荷として過去最低

■ スマートフォン出荷台数は1,286.1万台(7.5%減)

■ SIMフリースマートフォン出荷台数は137.4万台(2.3%増)

■ フィーチャーフォン出荷台数は175.4万台(8.3%増)

■ 2019年度総出荷台数は3,115万台、スマートフォン2,760万台、共に1割減と予測

 MM総研(東京都・港区、所長 関口 和一)は2019年度上期(2019年4月~9月)の国内携帯電話端末(※1)の出荷台数調査結果を発表した。

 2019年度上期の携帯電話端末総出荷台数は前年同期比5.8%減の1,461.5万台となった。2000年度の統計開始以来、半期別出荷台数では過去最低となった。

 内訳をみると、スマートフォン出荷台数が前年同期比7.5%減の1,286.1万台。一方、フィーチャーフォンは同8.3%増の175.4万台で、半期別出荷台数の過去最低を記録した2018年度上期から僅かに増加した。

 総出荷台数に占めるスマートフォン出荷台数比率は88.0%(前年同期比1.6ポイント減)、フィーチャーフォン出荷台数比率は12.0%(1.6ポイント増)となった。

 SIMロックフリースマートフォン(以下、SIMフリー)出荷台数は前年同期比2.3%増の137.4万台となり、スマートフォン出荷台数全体に占めるSIMフリー比率は10.7%(1.0ポイント増)となった。

 2019年度上期の携帯電話市場は10月1日の改正電気通信事業法の施行に向けた大手キャリアの新プラン、同じく10月に「無料サポータープログラム」としてMNOサービスを開始した楽天の動向に大きな注目が集まった。今下期以降の端末需要が計画しづらい状況を受け、大手キャリアが在庫調整したことが低調な出荷台数に繋がった。

2019年度上期の総出荷台数・スマートフォン出荷台数1位はApple

 2019年度上期のメーカー別出荷台数シェア1位はAppleで総出荷台数に占めるシェアは39.2%となった。以下、2位シャープ、3位京セラ、4位富士通コネクテッドテクノロジーズ、5位Samsungの順となった。

 スマートフォン市場(SIMフリー含む)での出荷台数シェアは1位がAppleでシェア44.6%となった。以下、2位シャープ、3位Samsung、4位ソニーモバイルコミュニケーションズ、5位富士通コネクテッドテクノロジーズの順となった。

 

2019年度通期の総出荷台数は3,115万台、スマートフォン2,760万台と共に1割減と予測

 MM総研では2019年度の総出荷台数は前年度比9.9%減の3,115万台、スマートフォン出荷台数は前年度比9.9%減の2,760万台と予測する。

 

※1:携帯電話端末出荷に含まれる端末
① 従来型携帯電話(以下、フィーチャーフォン。Android OSの二つ折り端末を含む)
② スマートフォン(大手キャリア+SIMロックフリー)。大手キャリアは以下MNOと記載
MNO出荷:NTTドコモ(以下ドコモ)、au、ソフトバンク、ワイモバイル(Y!mobile)
SIMロックフリー:上記4キャリア以外が取り扱う端末(UQ、楽天を含む)、以下SIMフリーと記載
③ 総出荷台数(①+②)

  


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