「量子現象に着想を得て開発」と富士通の古田副社長

MM総研大賞2019 表彰式で最高賞「デジタルアニーラ」

2019年07月12日

MM総研は7月11日、都内ホテルを会場に「MM総研大賞2019」の表彰式・レセプションを開催した。最高賞にあたる大賞を受賞したのは、富士通の次世代アーキテクチャ「デジタルアニーラ」。受賞企業を代表して挨拶した同社の古田英範 副社長は「この製品は汎用コンピュータを超えるニーズに応えるため、量子現象に着想を得て開発した。昨年の5月から商用を開始したが、現在までで600を超える商談があり、海外からの問い合わせも多い」と語った。


富士通株式会社 古田英範 代表取締役 副社長

 表彰式では受賞16件、対象企業18社に表彰盾が授与された。講評で前川徹審査委員(東京通信大学教授)は「人工知能、ロボット、IoT、ビッグデータ、量子コンピュータなど第4次産業革命が進行しているが、この大きな変革がもたらす新しい社会こそMM総研大賞がテーマにしている次世代のスマート社会だと考えている。今回はこの革命をもたらす画期的な製品・サービス、取り組みが揃っていた」と述べた。

 表彰式では7月1日にMM総研 代表取締役所長に就任した関口和一が挨拶。「ここ数年でIoTという分野が加わり、IT(情報技術)革命からDT(データ技術)革命と言われるようになった。その中で日本は、どうすれば情報技術の分野で世界シェアを獲得していけるのか。MM総研はそういう最先端分野の情報発信をしていきたい」と抱負を語った。


 MM総研 関口和一 代表取締役所長

 記念レセプションには受賞企業関係者や来賓も含め約130人が参加。来賓を代表して、日本経済新聞社の渡辺洋之 常務取締役は「今回の受賞の特長として“協業”というキーワードがあった。これを解釈すると、今後は協業することにより、従来あったものがより速いスピードで変わっていく、という意味に感じた。私も新聞社でデジタルを推進する立場にあるが、すでにデジタルトランスフォーメーションの時代ではなく、そんなスピードでは遅いと考えている。むしろ全てがデジタルになる“フルデジタル”の時代を想定して動くべきだ、と改めて感じた授賞式だった。2020年東京オリンピックの後はすごいスピードで世の中が変わっていく。2020年のMM総研大賞にはどんな企業が受賞するのか、今から楽しみだ」と期待を込めた。


株式会社日本経済新聞社 渡辺洋之 常務取締役 デジタル事業担当


富士通株式会社 古田英範 代表取締役 副社長


MONET Technologies株式会社 宮岡冴子 企画・渉外部 部長


東日本電信電話株式会社  水藻由哲 ビジネス開発本部 第二部門 ビジネス企画担当 部長


PayPay株式会社 走出雅紀 CFO 経営推進本部長


株式会社NTTドコモ 船越健志 法人ビジネス本部 5G・IoTソリューション推進室 室長


アルテリア・ネットワークス株式会社 株本幸二 代表取締役社長CEO


ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 渡辺潤 執行役員


日本電気株式会社 松倉肇 取締役 執行役員常務


中央:西日本電信電話株式会社 西 裕士 ビジネス営業本部 クラウドソリューション部 部長
右:マイクロソフト株式会社 光延 裕司 業務執行役員 パブリックセクター事業本部 副事業本部長


株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 竹内俊一  取締役常務執行役員


グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 根来 香里 Google Cloud マーケティング統括部長


中央:KDDI株式会社  岩木陽一 経営戦略本部 本部長
右:楽天株式会社 吉田優也 グループカンパニーディビジョン 事業開発部 部長/グローバルヘッド


株式会社コナミデジタルエンタテインメント 車田貴之 プロモーション企画本部  副本部長


WHILL株式会社 池田朋宏 執行役員 国内営業・マーケティング本部 本部長


株式会社クロスエフェクト 竹田 正俊 代表取締役


東京大学 鈴木真二 名誉教授・特任教授

MM総研大賞2019の受賞製品・サービス一覧は以下のURLから
https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=357

本件に関するお問い合わせ先

(株)MM総研

担 当 : 株式会社MM総研 担 当 : 高野、池澤

所在地 : 105-0011 東京都港区芝公園2-6-3 芝公園フロントタワー

連絡先 : 03-5777-0161

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