国内MVNO市場規模の推移(2017年3月末)

独自サービス型SIMの回線契約数は810万に増加

2017年06月15日

独自サービス型SIMの回線契約数は前年比50.2%増の810万回線

■ 携帯電話(3GおよびLTE)契約数に占める独自サービス型SIMの契約数比率は5.0%

事業者別シェアはNTTコミュニケーションズが17.0%で1位

個人向けではインターネットイニシアティブがシェア1位

上位2社がシェアを落とす一方、キャリアのセカンドブランドを含む新勢力がシェアを拡大

■ 大手キャリアを含めた低価格スマートフォン領域の競争環境整備が急がれる

 MM総研(東京都・港区、所長・中島 洋)は6月15日、国内MVNO市場の2017年3月末実績を発表した。独自サービス型SIMの回線契約数は810万回線となり、前年比50.2%増を記録した。また、携帯電話(3GおよびLTE)契約数に占める独自サービス型SIMの契約数比率は5.0%に高まった事が明らかとなった。
 ※独自サービス型SIMはプリペイド契約の数値を含まない

 ◆ 独自サービス型SIMの回線契約数は810万回線
 独立系MVNO事業者がSIMカードを活用し、独自の料金プランで提供する独自サービス型SIMの回線契約数は、2017年3月末で810万回線となった。2016年3月末時点では539.4万回線だったので、1年間で回線数は50.2%増加した。

独自サービス型SIMの市場規模

 

携帯電話(3GおよびLTE)契約数に占める独自サービス型SIMの契約数比率は5.0% 
 2017年3月末時点の携帯電話(3GおよびLTE)契約数は1億6,273万回線。独自サービス型SIMの回線契約数は、携帯電話(3GおよびLTE)市場全体から見ると、構成比で5.0%となり、2016年3月末の3.4%から1.6ポイント増加した。依然として低いシェアに留まるが、「認知度およびサービス内容に対する理解度の高まり」「購入可能な実店舗の増加」「SIMフリー端末の増加」「auのサブブランドであるUQ mobileによる販売攻勢」といったポジティブな要因を背景に、更なるシェアの拡大が期待される。

3G/LTE回線に占める独自サービス型SIM比率

 

◆ 上位2社は自社ブランドのシェアを落とすものの、MVNE事業は好調
 2017年3月末時点の事業者シェアを見ると、1位はOCNモバイルONE等を提供するNTTコミュニケーションズ。次いで、IIJmio SIM・BIC SIM等を提供するインターネットイニシアティブ、楽天モバイルを提供する楽天の、mineoを提供するケイ・オプティコム、FREETEL SIM等を提供するプラスワン・マーケティング、BIGLOBE SIM等を提供するビッグローブの、UQ mobileを提供するUQコミュニケーションズのとなる。
 なお、個人向けサービスだけに限定した場合、2016年9月末に引き続きインターネットイニシアティブのシェアが1位となる。
 2016年9月末からのシェア推移をみると、1位のNTTコミュニケーションズ、2位のインターネットイニシアティブがシェアを落とす一方、3位の楽天、4位のケイ・オプティコム、5位のプラスワン・マーケティング、7位UQコミュニケーションズのシェアが増加。6位のビッグローブはYouTubeなど特定の動画や音楽サービスの通信量をカウントしないオプション「エンタメフリー・オプション」等で差別化を図り、2013年3月末の統計開始以来、堅実に上位をキープしている。また、16年9月末時点で6位だったU-NEXTはランク外までシェアを落としたが、4月よりヤマダ電機と共同で「ヤマダニューモバイル」の提供を開始しており、今後の巻き返しが期待される。

※掲載した独自サービス型SIM事業者シェアのグラフに誤りがありましたので、修正しました(6/16 11:30)

◆ 低価格SIM・低価格スマホが引き続き市場を牽引
 MM総研では、2019年3月末時点における独自サービス型SIMの総契約回線数を1,570万回線と予測する。引き続き低価格SIM・低価格スマホ領域の成長が見込める一方、大手キャリアは資本力を背景として新プランやサブブランドで独立系MVNO包囲網を強めており、適切な競争環境を維持する為にも注視が必要と考える。なお、19年度に入ってからはIoT向けの需要拡大が期待され、独自サービス型SIMの成長を加速させるものと予測する。


独自サービス型SIM市場予測

 【調査全文を6月末発行のM&D Reportに掲載します】 

 


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