「サイバー攻撃の踏台に悪用されるIoT機器」

――横浜国大の吉岡准教授が警鐘鳴らす(M&D Report 4月号から)

2017年03月29日

MM総研は3月25日、IT情報専門誌「M&D Report」4月号を発売した。IoT時代の到来とともに懸念されているのがIoT機器をねらったサイバー攻撃だが、横浜国立大学大学院環境情報研究院の吉岡克成准教授は「IoT機器を“踏台”に悪用したサイバー攻撃が増加する」と警鐘を鳴らす。

同誌の対談で、吉岡準教授は横浜国大の「おとり観測システム」で2016年の半年間観測した結果、60万台のIoT機器が介在する攻撃があったという。原因はIoT機器がマルウエアに感染したためだが、吉岡氏は通信手段であるTelnetにセキュリティ上の問題を指摘する。

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