スマートフォン・タブレット端末のアクセサリ/周辺機器市場規模

2012年10月01日

■ 「ジャケット/カバー/ケース」の購入状況が51.7%で最も高い
■ アクセサリ/周辺機器市場規模は2011年度1,410億円から2016年度2,405億円に拡大
■ 今後はイヤホンマイクなどの「デジタルオプション品」と「車載品」の拡大が期待される

 MM総研(東京都・港区、所長・中島 洋)はスマートフォン・タブレット端末利用者を対象としたWEBアンケート調査及び独自で分析する市場データを活用して、ファッションや機能性拡張を目的に盛り上がりを見せるスマートフォン・タブレット端末のアクセサリ/周辺機器(※1)の購入実態や市場規模を分析し、結果を発表した。なお、本調査では法人市場向けソリューションで活用される関連アクセサリや周辺機器は対象外としている。

◆「ジャケット/カバー/ケース」の購入状況が51.7%で最も高い

 スマートフォンもしくはタブレット端末を利用する6,310人に対して、アクセサリ/周辺機器の購入状況を質問した。その結果、「ジャケット/カバー/ケース」3,260人(51.7%)が最も多く、次いで「画面保護シート(のぞき見防止シート含む)」2701人(42.8%)、「モバイルバッテリー」1,578人(25.0%)、「SDカード」1,369人(21.7%)、「イヤホン・ヘッドフォン」1,232人(19.5%)、「ACアダプター」970人(15.4%)、「車載用ホルダー/シガーチャージャー」832人(13.2%)、「ストラップ」802人(12.7%)、「画面クリーナー」723人(11.5%)、「タッチペン」630人(10.0%)の順となった。



◆2011年度のアクセサリ/周辺機器市場は1,410億円

 各種アクセサリ/関連機器の購入価格に関するユーザー調査結果及びMM総研が独自に分析するスマートフォン・タブレット端末市場データを用いて、アクセサリ/周辺機器の市場規模を分析した。
ジャケットや画面保護シートなどの「①サプライ/装飾品」、バッテリーなどの「②バッテリー/充電台」、SDカード、イヤホン、タッチペン、スピーカーなどの「③デジタルオプション品」、車での利用に関する「④車載用」、「⑤その他」の5カテゴリに分類した(※1)。
2011年度市場規模は「①サプライ/装飾品」423億円、「②バッテリー/充電台」254億円、「③デジタルオプション品」482億円、「④車載用」59億円、「⑤その他」192億円となり、アクセサリ/周辺機器の総市場は1,410億円となった。

◆2016年度のアクセサリ/周辺機器市場は2,405億円に拡大と予測

 MM総研ではスマートフォン出荷台数は2011年度の2,417万台から2016年度には3,555万台に拡大、タブレット端末出荷台数は2011年度の278万台から2016年度には798万台に拡大すると予測しており、利用者の拡大に連動して「①サプライ/装飾品」の市場は拡大傾向が続く。成長率が高いカテゴリとしては、「③デジタルオプション品」・「④車載用」があげられる。全体として2016年度のアクセサリ/周辺機器市場規模は2,405億円に拡大と予測する。



 今後のスマートフォン・タブレット市場は、NFC搭載端末の普及や、テレビ・生活家電を含めたデジタル製品との連携、スマートハウス連携など、様々な可能性が考えられる。アクセサリ/周辺機器の市場性についても、製品・サービス範囲を含めて想定以上の拡大も十分に期待できるだろう。

※1:アクセサリ/周辺機器のカテゴリ分類
①「サプライ/装飾品」:ジャケット/カバー/ケース、画面保護シート、ストラップ、画面クリーナー、装飾用品(シール、ビーズなど)
②「バッテリー/充電台」:モバイルバッテリー、ACアダプター、卓上ホルダー(充電台)
③「デジタルオプション品」:SDカード、イヤホン・ヘッドフォン、ヘッドセット・イヤホンマイク(ハンズフリー通話用)、タッチペン、外付けQWERTYキーボード、スピーカーワンセグチューナー、オーディオ変換アダプター
④「車載用」:車載用ホルダー(FMトランスミッター含む)/シガーチャージャー
⑤「その他」:プリンター、スキャナー、プロジェクター、その他

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■ 調査概要
【調査方法】 WEBアンケート調査
【調査対象】 6,310人(スマートフォンもしくはタブレット端末を利用する15~79歳男性・女性)
【調査期間】 2012年6月上旬
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