国内MVNO利用状況調査

MNOとの比較では「価格が高くてもキャリアの方がよかった」は少数にとどまる

2016年06月28日

■ MVNO利用者の満足度は62.7%、推奨意向は67.9%
■ MNOとの比較では「価格が高くてもキャリアの方がよかった」は少数にとどまる
■ 事業者別の満足度は1位「mineo」、2位「BIGLOBE」、3位「IIJ」
■ MVNO利用者の重視ポイントは、料金と回線速度
■ 今後はセキュリティオプションなどオプションサービスの充実化が求められる

 MM総研(東京都港区、所長・中島 洋)は6 月28 日、国内におけるMVNOの利用状況に関する調査結果を発表した。MVNO主要8事業者の回線速度を調査したほか、MVNO利用者3,690人を対象にWeb アンケートを実施して利用状況を取りまとめた。

「他人にMVNO勧めたい」の回答は「勧めたくない」の10倍以上

 MVNO利用者を対象に、購入後の利用満足度について「23項目+総合満足度」を5段階評価で質問した。その結果、「大変満足」「やや満足」の合計総合満足度は62.7%となった。23項目で満足度が最も高かったのは「月額費用」の87.4%。次いで「データ容量」69.0%、「初期費用」65.5%、「回線速度」65.2%、「回線安定性」64.1%の順となった。
 現在利用しているMVNOの他人への推奨度について質問した結果では、「勧めたい」が67.9%となり、「勧めたくない」5.5%の10倍以上だった。

音声プラン、回線速度にもほぼ満足

 MNOとMVNOの比較では、全23項目について「今のMVNOで満足」、「価格が安いので今のMVNOでも納得できる」、「どちらともいえない」、「価格が高くてもキャリアの方がよかった」の4段階評価で質問した。その結果、すべての項目で「今のMVNOで満足」が「価格が高くてもキャリアの方がよかった」を上回り、「価格が高くてもキャリアの方がよかった」は5%未満であった。MVNOでは、通信料が安価に設定されているデータ通信が注目されているが、音声プランに関してもMVNOで満足しているユーザーが半数を超えている。
 回線速度(朝)回線速度(昼)回線速度(夜)に関しては、「価格が高くてもキャリアの方がよかった」が3%未満にとどまっており、回線速度も問題ないことがうかがえる。実際の回線速度調査でも通常利用するには充分の速度が計測できた。

事業者別の満足度では「mineo」、「BIGLOBE」、「IIJ」の順

 利用者アンケートで満足度が最も高い事業者は、「mineo」の71.6%であった。次いで「BIGLOBE」68.8%、「IIJ mio SIM」の68.7%の順。

購入時に重視した項目は「月額費用」が最高の95.6%

 MVNOを契約した際にどのような項目を重視したか、全23項目について5段階評価で質問した。その結果、「大変重視した」「やや重視した」の合計の重視度が最も高かったのは「月額費用」で95.6%となった。次いで「初期費用」68.7%、「回線速度」66.6%、「回線安定性」66.1%、「データ容量」62.0%の順となった。
 MVNOは通話・データ通信の利用状況次第で大手キャリアよりも月額利用料を抑えることができる点がメリットである。これまでは、ICTやデジタル機器に詳しい30代~40代男性がメイン顧客であった。しかし、現在のMVNO利用者は、若い女性やファミリー層まで浸透してきており、今後はこれまでの大手キャリアが提供してきたオプションサービスなども重視されるであろう。

 オプションサービス6項目の満足度では、セキュリティ、端末補償、Wi-Fi、メールの4項目で「BIGLOBE SIM」の満足度が最も高かった。容量シェアサービスで最も満足度が高かったのが「mineo」、追加SIM初期費用で最も満足度が高かったのは「OCNモバイルONE」であった。
 独自サービス型SIMの市場規模が2016年3月末539.4万回線で市場は拡大傾向にある。MVNOは利用者自身のライフスタイルと利用状況に応じた契約・検討が重要であるが、SIMフリースマートフォンとともに今後は幅広いユーザーに支持される市場といえるだろう。

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