タブレット端末および電子書籍専用端末の出荷台数推移・予測

2012年07月12日

■ 2011年度タブレット端末出荷台数は278万台(前年比2.3倍)
■ 2011年度電子書籍専用端末出荷台数は33万台(前年比2.1倍)
■ タブレット端末はApple(iPadシリーズ)が首位
■ 2016年度タブレット端末市場は798万台、電子書籍専用端末は306万台に拡大
■ 今後は7インチ台以下の「モバイルタブレット」が市場を牽引

 MM総研(東京都・港区、所長・中島 洋)は7月12日、2011年度通期(11年4月~12年3月)の国内タブレット端末及び電子書籍専用端末の出荷状況および将来予測の結果を発表した。関連各社へのヒアリングやユーザー調査を含めた独自の分析を行った。2011年度のタブレット端末出荷台数は前年比2.3倍の278万台、電子書籍専用端末の出荷台数は前年比2.1倍の33万台となった。

<メーカー別シェア、OS別シェアではAppleが首位を獲得>

 2011年度タブレット端末のメーカー別出荷台数シェアは、iPadシリーズを投入したAppleが首位を獲得。2位はGALAXY Tabシリーズを投入したSamsung。3位はARROWS Tabシリーズを投入した富士通となった。出荷台数上位3メーカーには富士通が国内メーカーとして唯一ランクインした。



 OS別シェアでもアップルのiOSが首位となった。なお、MM総研では2011年度までのWindowsOSを搭載したスレート型のタブレットPCは上記台数に含めていない。しかし、2012年度以降の発売が想定される、タッチスクリーンに最適化されたWindowsOS(Windows8やWindows RTなど)搭載製品については、今後の予測台数に含むものとする。







【タブレット端末の定義】 以下を条件としてMM総研による分類(2012年7月現在)
①無線LANもしくは無線LAN+3G(以上)の通信機能を搭載
②動画・音楽・電子書籍などのコンテンツを利用できるマルチメディア機能を搭載
③7インチ以上のディスプレイを搭載
④スマートフォン同様のiOSやAndroidOSを搭載 (Windowsは2012年度以降の登場が予測されるタッチスクリーンに最適化されたWindows8やWindows RTなどが対象)
「ホームタブレット」・・・画面サイズ8インチ以上(2011年度までの実績は約10インチが多い)
「モバイルタブレット」・・・画面サイズ7インチ台以下(7インチ台以下の2画面端末を含む)   

【電子書籍専用端末の定義】 以下を条件としてMM総研による分類(2012年7月現在)
①画面サイズ5~7インチの電子ペーパーを搭載(タッチ操作も一部可能)
②電子書籍に特化した専用端末
③Wi-Fi接続や携帯電話回線(3G以上)による電子書籍ストアが利用可能(WEB閲覧は限定的)


詳細データを8月末発行の「M&D Report195号」に掲載予定


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