2012年 国内PCサーバー出荷概況

2013年03月06日

■出荷台数は0.1%減の52万4,134台 
■出荷金額は9.4%増の2,199億円 3年連続の増加
■2013年も仮想サーバー用途拡大で、出荷金額は堅調に推移

 MM総研(東京都港区、所長・中島洋)は、2012年(1~12月)のPCサーバー国内出荷実績をまとめた。それによると、国内PCサーバー出荷台数は、前年比0.1%減の52万4,134台となった。一方、出荷金額は、前年比9.4%増の2,199億円、出荷平均単価は41.9万円と前年比36,000円の増加となった。

 メーカーシェア、順位に大きな変動はなかったが、台数では3位富士通がランキングメーカーの中で最も高い成長率となった。出荷台数は当初増加を予測していたが、SNSを中心とするデータセンター系需要、またスマートフォンの出荷増による通信設備需要共に一服感があり、出荷台数は伸び悩んだ。一方、出荷金額は、2010年以降3年連続の増加。仮想化技術活用による物理サーバー集約の影響が単価増につながっている。

 

 2013年は、景気状況の回復に伴い、特に年後半は台数増加の可能性もあるものの、引き続き仮想化需要に加え、垂直統合型製品の増加などの影響で出荷台数は横ばい、出荷金額は増加が見込まれる。台数では1%増の52万9,000台を見込む。金額は3.7%増の2,280億円と1995年の統計開始以来、過去最高だった2000年に近い水準と予想される。


(詳しい調査内容は3月末発行の「M&Dレポート202号」に掲載します)


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