MM総研大賞2016 大賞はNTTドコモの+dMM総研大賞2016表彰式を開催

2016年07月08日

MM総研は7月6日、都内のホテルで「MM総研大賞2016」の表彰式を開催した。
 表彰式の冒頭、MM総研大賞の安田浩審査委員長(東京電機大学学長)は、「IoTの時代を迎え、いかに多くの情報を集め、活用するかが重要になった。同時に情報の集約・分析・活用から生まれる新たな価値をいかに結び付け、多様性を生み出せるかが重要な時代となっている。大賞を受賞したNTTドコモの『+d』は、様々なプレイヤーが独自に持つ価値を最大限に引き出し、成長を加速させる上で大きな役割を果たしている」と講評した。

 

大賞受賞のNTTドコモ 阿佐美 弘恭代表取締役副社長(中央)と安田審査委員長を囲む受賞企業の代表者たち

 表彰式では安田審査委員長及び各審査委員が、受賞企業の代表者にそれぞれ表彰盾を授与した。

「60以上のコラボが実現」と阿佐美ドコモ副社長が「+d」の進捗を報告


 受賞企業を代表して「大賞」を受賞したNTTドコモの阿佐美 弘恭 代表取締役副社長が挨拶に立った。「+d」誕生の経緯について、阿佐美氏は「様々な方と一緒に取り組むことが必要となる時代の中で、ドコモとして何ができるのかを考えた。ドコモの持つ資産や技術を活用しながら、コラボレーションして、新しいものを生み出していこうという概念・コンセプトとして2015年4月に発表したのが『+d』だ」と語った。
 さらに発表から1年を過ぎた現在では、「60以上の具体的なコラボレーションが実現しており、今まさに芽を出し、これから花を咲かせようとしている」と事業の進捗状況を説明。「これまでのドコモとは異なり、様々なパートナーとのコラボによって多様な取り組みが実現できるようになった。これからも『+d』を力強く推進していきたい」と意気込みを語った。
 
 続いて記念レセプションが開催され、受賞企業関係者や来賓なども含め約120人が参加。来賓挨拶では日経BP社の長田 公平取締役会長から「今回の受賞を契機に、受賞企業の更なる飛躍を期待する」との祝辞が贈られた。

 
次世代車いす「WHILL」の乗り心地に参加者から感嘆の声

 レセプション会場では受賞商品のうち10の製品・サービスが展示された。その中で特に注目を集めたのが、パーソナルモビリティ(次世代車いす)「WHILL」。「WHILL」を試乗した参加者からは、乗り心地や手もとのレバー操作で前後左右にスムーズに動ける機動性の高さに感嘆の声が上がっていた。
 その他の受賞企業の製品やサービスの周りにも、多くの人が集まり、実際に触れ、説明員の話に熱心に耳を傾けていた。展示スペースの活気に象徴されるように、参加者同士が意見交換などを通じ交流を深めるなど、会場全体が和やかな雰囲気に包まれていた。



パーソナルモビリティ(次世代車いす)WHILL