MM総研大賞2006 ニュースリリース「MM総研大賞2006 実施と審査結果のお知らせ」 ―IT市場の発展に貢献した製品・サービスを表彰、今年が3回目の実施―

2006年06月20日

■大賞はアップルコンピュータ 「 iPod + iTunes Music Store 」
~大賞と携帯音楽プレイヤー+音楽配信サービス部門最優秀賞を受賞

■NTT東日本、NEC、任天堂、NTTコミュニケーションズも最優秀部門賞を獲得

■話題賞には、企業向けでSAPジャパン、日本オラクル、NEC、富士通、登 大遊氏、個人向けでNTTドコモ、KDDI、USEN、ソニーを選出

MM総研(東京都港区、所長 中島 洋)は、この度「MM総研大賞2006」の最終審査を終え、大賞および部門最優秀賞、話題賞を決定いたしましたので、その結果をお知らせいたします。

  「MM総研大賞2006」は、将来の市場発展に向けて積極的に取り組んでいるITベンダーを表彰するもので、2004年に創設し、今年が3回目となりま す。次世代のブロードバンド&ユビキタス社会の核となる製品・サービスを対象に、コンシューマー、ビジネスの両分野で6部門(正規6部門)を設定、各部門 から「部門最優秀賞」を選出し、その中から最もIT産業の発展に寄与した製品・サービスを「大賞」に決定します。

 また、正規6部門以外から、IT産業に大きなインパクトと話題性を提供し、将来的な影響力も高いと評価された製品・サービスを「話題賞」として表彰。今回より、企業向け商品にも話題賞の範囲を広げ、有力商品を幅広く表彰できるようにしました。

  最終選考は、石田 晴久 東京大学名誉教授を委員長とする審査委員会の厳正な審査のもと行われ、「大賞」はアップルコンピュータ「iPod + iTunes Music Store」が受賞しました。昨年は「iPod」で話題賞を受賞しましたが、今回は携帯音楽プレイヤー+音楽配信サービス部門で最優秀賞を獲得し、以前は 存在しなかった新規分野でありながら、今や端末として年間約1,000万台、音楽配信で年間2億5,000万強がダウンロードされる市場に成長したことか ら、部門総合の「大賞」にも輝きました。

 アップルコンピュータのiPodとiTunes Music Storeは、認知度、信頼性、ブランド、機能、革新性、独創性といったすべての評価項目で最高点を獲得。音楽だけでなく、写真、Podcast、ビデオ も楽しめるなどiPodの進化は続いており、人々のライフスタイルに大きな影響を与え続けています。日本中で熱く話題になった音楽配信「iTunes Music Store」も、開始からわずか4日間で100万曲以上のダウンロードを実現するなど、日本の音楽配信元年を象徴するサービスとなりました。

その他部門の最優秀賞および話題賞の受賞企業はご覧の通りです。

◆MM総研大賞
 アップルコンピュータ (iPod + iTunes Music Store)


◆携帯音楽プレイヤー+音楽配信サービス部門
 最優秀賞 アップルコンピュータ (iPod + iTunes Music Store)


◆光ファイバー通信サービス部門(個人向け)
 最優秀賞 NTT東日本(Bフレッツ ハイパーファミリータイプなど)


◆パーソナルコンピューター部門
 最優秀賞 NEC (VALUESTAR、LaVie)


◆エンタテインメント端末部門
 最優秀賞 任天堂 (ニンテンドーDS)


◆VPNサービス部門
 最優秀賞 NTTコミュニケーションズ (「統合VPN」ソリューションなど)


【話題賞】

<企業向け>
◆SAPジャパン 「日本版SOX法/内部統制対策」
◆日本オラクル  「日本版SOX法/内部統制対策」
◆NEC     「プラットフォーム最適化ソリューション」
◆富士通     「GLOVIA」

◆筑波大学生・登 大遊氏 「PacketiX VPN(旧称SoftEther VPN)」

<個人向け>
◆NTTドコモ  「おサイフケータイ」
◆KDDI    「ワンセグ対応携帯電話端末」
◆USEN    「GyaO」
◆ソニー     「Handycam」(HDR-HCシリーズ)


【参考1】MM総研大賞2006の開催主旨
 
  MM総研大賞2006は、IT分野の市場、産業の発展を促すきっかけとなることを目的に、MM総研が2004年に創設した表彰制度です。2006年度の今 回が3回目になります。IT分野で積極的に新商品、新市場の開拓に取り組んでいるITベンダーを表彰するものです。今回は、6種類の製品・サービス分野 (正規6部門)につき、それぞれ部門最優秀賞および大賞を選定したほか、新たな試みとして2005年度から話題賞を新設、さらに今回2006年度からは企 業向け商品にも話題賞の範囲を広げ、他の分野からも有力商品を選定しています。

【参考2】2006年度の評価対象分野 (※正規6部門)
 
A.個人(一般消費者)向け製品・サービス
①光ファイバー通信サービス
②パーソナルコンピューター
③携帯音楽プレイヤー+音楽配信サービス (ケータイ含む)
④エンタテインメント端末
 
B.企業向け製品・サービス
⑤VPNサービス
⑥ネットワークセキュリティ機器(FW/VPNアプライアンス)

※上記製品・サービスを2005年4月より2006年3月までの間に提供する主要企業。
※各部門主要3~10社程度、合計約35社を評価。
※上記の正規6分野のほか、話題賞に関しても表彰を行う。


【参考3】 評価基準 (※正規6部門)

①対象となる製品・サービス事業全般の「認知度」「信頼性」「親しみ易さ」「使い易さ」 「多機能性」「革新性」「独創性」、及び企業の取り組みなどを総合的に評価。
②「独創性」では、ノミネートされた各企業が1つだけ自薦する製品・サービスについ て、アンケート評価などを実施。


【参考4】 評価方法 (※正規6部門)
 個人消費者およびビジネスユーザーを対象としたインターネットアンケート(2,000件)、街頭アンケート、またノミネート企業に対する簡易取材結果を評価材料として、外部有識者を含む審査委員会が「各部門最優秀賞」、「大賞」を決定する。


【参考5】 話題賞の評価基準/評価方法
 正規6部門以外のIT関連6分野33商品をまず候補として選出し、インターネットアンケートと外部有識者を含む審査委員会の審査を経て、企業向け5商品、個人向け4商品を話題賞に決定。評価基準は、「05年度話題性」「06年度話題性」「将来的影響力」の3つとする。


【参考6】 審査委員

審査委員長  石田 晴久  多摩美術大学教授・東京大学名誉教授
審査委員   前川 徹   富士通総研 経済研究所 主任研究員
                 早稲田大学客員教授
審査委員   藤沢 久美  シンクタンク・ソフィアバンク副代表
                 法政大学大学院客員教授
審査委員   北村 森   日経トレンディ編集長
審査委員   渡辺 克己  MM総研 主席研究員


【参考7】 表彰式/レセプション

日 時    : 2006年7月12日(水)16時30分~
場 所    : ラディソン都ホテル東京 (東京都港区白金台1‐1‐50)
受 付 開 始  : 16時
表 彰 式   : 16時30分~

※各部門の最優秀企業5社様及び話題賞受賞9社様の表彰状授与、大賞企業1社様の受賞挨拶など

レセプション : 17時30分~(懇親会、立食パーティー)