ケーブルテレビ事業者の動向(2009年 06月号 No.156)

【特集】地域密着型サービスで顧客獲得と解約防止を図る― ケーブルテレビ事業者の動向

近年、大手通信事業者による全国的な光回線の普及や2011 年の地上デジタル放送開始など、通信・放送業界が大きく変化している。CATV 事業者にとってもテレビやインターネットなどにおけるサービス競争が激化する中で、ハイビジョン化のための設備投資など様々な対応を迫られており、各社それぞれに新サービスの開始やトリプルプレイなどを展開し事業の維持・拡大を図っている。今回の特集では各地のCATV 事業者の現状や今後の戦略などを追った。

【データ】2008 年度国内携帯電話出荷概要― 出荷台数は29.3%減少の3,589万台で過去最低を記録

MM総研がまとめた08 年度通期(08 年4 月~ 09 年3 月)の国内携帯電話の総出荷台数は前年同期比29.3 %減の3,589 万台と大きく減少した。2000 年度以降の統計調査における通期出荷台数としては02 年度の4,096 万台を大きく下回り、初の4,000 万台割れで過去最低となった。メーカーシェアはシャープが4 期連続でシェア1 位を獲得したものの、出荷台数は前年比35.3 %減と市場縮小の影響を大きく受けた。NEC は端末商品力の回復もあり、前年並みの出荷台数を維持、3 位に浮上するなど健闘を見せた。

【データ】2008 年度国内パソコン出荷概況― ネットブック効果で堅調な個人向け出荷が市場全体を下支え

MM総研がまとめた08 年度(08 年4 月~ 09 年3 月)の国内パソコン出荷台数は、前年度比1.8 %増の1,327 万6,000 台となった(データ1)。上半期は、個人市場、企業市場ともに好調で7.8 %増だったが、下半期は景気悪化の影響を受けて、企業市場が冷え込み3.2 %減に留まった。08 年度通期では前年を上回ったが、企業需要は09 年度に入っても停滞しており、比較的堅調な個人需要が市場全体を支えている状況である。メーカーシェアは、上位6 社まで変動はなかったが、7位、9 位にネットブック効果でエイサーとアスースがランクインした。

【トレンド1】需要の拡大とニーズの多様化、ユーザーニーズを的確に捉えたサービス提案が重要に― -法人向けホスティング市場の現状と今後の動向Part 2

前号に引き続き、法人向けホスティング市場の動向を探る。ホスティング市場は拡大傾向が続いているが、景況感の悪化と法人市場の飽和などから、今までのような市場の成長は見込めないのではと危惧する事業者も存在する。そのような中で、大手ホスティング事業者は、現在の市場をどのように捉えているのか、また今後どのような戦略を採るのかに焦点を当てる。

【トレンド2】世界最大の情報通信企業グループNTTの考える環境対策― グリーンIT最新動向

グリーンIT EXPO は環境に貢献するIT 製品、ソリューションの総合展示会で2009 年の今年、初開催となった。東京ビッグサイトで3 日間行われたイベントには、最新のグリーンIT に触れようと多くの来場者が詰めかけた。第一回となる今回、開催初日のオープニングにNTT の基調講演が行われた。会場は、日本を代表するICT 企業が進めるグリーンIT の最新情報が聞けるとあって、多くの聴講者であふれていた。本稿では同講演の内容から、世界最大の情報通信企業グループであるNTT グループの環境取り組み状況や、今後の展開について紹介する。

【トレンド3】国内パソコン大手4 社の09 年夏モデル動向―  

4 月に入り、PCメーカー各社が2009 年夏モデルPCの発表を相次いで行った。景気の悪化と、Windows7 の発売を前に買い控えが想定される市場環境の中で各社はどんな新製品を投入するのか。国内大手4 社の夏モデルの傾向を分析する。

【トレンド4】iPod に続く「特化型端末+ ネットサービス」の成功例となるか― Amazon、新型Kindle 発売へ

米Amazon(CEO : Jeff Bezos)は5 月6 日、同社の通信対応型電子ブックリーダー「Kindle」の新型となる「Kindle DX」を発表した。2 月に発売された「Kindle 2」に続く新機種の発表となる。従来の6インチ画面を9.7 インチに拡大し、解像度も600 × 800 pixel から1200 × 824 pixel に増加した。また、傾き検知による画面回転機能を搭載し、PDF 形式のファイルにも対応した。価格は$489 で、今夏にも発売が予定されており、既に同社サイトで予約受付が開始されている。(日本での発売は未定)

【経営1】グローバルベンダーとしての基盤固めを推進― 富士通による富士通シーメンス・コンピューターズ(FSC)統合の狙いと今後の動向

「富士通シーメンス・コンピューターズ(以下、FSC)の統合は富士通の変革の軸となる」。富士通の野副州旦社長は、FSC の統合を発表する記者会見で、FSC の完全子会社化が持つ意味を力強く語った。世界的な景気後退でIT 市場もマイナス成長が見込まれる中で、今回の統合は富士通にとり、どのような意味を持つのだろうか。富士通のグローバル事業展開の動きと合わせて、統合の狙いと今後の動向を追った。

【経営2】液晶工場再編/前倒し稼動効果が復活のカギ― 08 年度主要電機メーカー決算分析(1) 

2009 年4 月、シャープが08 年度決算を発表した。折からの外部環境悪化に伴う消費不振による売上高の減少や、円高、流通在庫の圧縮などにより、09 年3 月末決算では上場来初となる純損失に転じるという厳しい内容となった。本稿では、同社の08 年度決算内容から同社の収益性と09 年度黒字化への課題について分析する。

【経営3】携帯電話専用放送局「Bee TV」の誕生―  

エイベックス通信放送が運営する携帯電話専用放送局「BeeTV」が5 月1 日に開局した。エイベックス通信放送は、エイベックス・エンタテインメント(以下AEI)が70%、エヌ・ティ・ティ・ドコモ(ドコモ)が30%を出資して設立した合弁会社。同社はAEI の持つコンテンツ力や原盤権等の権利、ドコモのインフラ力などを組み合わせて、携帯動画市場の普及発展を目指すとしている。

【経営4】MARKET 診断 手軽にデュアルディスプレイ環境を実現― USBサブディスプレイの動向

最近、パソコンのメインディスプレイの補助として、USB で手軽に接続できるサブディスプレイがひそかな人気となっている。幾重にも重なったウインドウをいちいち切り替えるのが面倒くさいという人の需要に応え、メーカー各社も今年に入って続々と新製品を発表している。本稿ではUSB サブディスプレイについて考察する。

【経営5】トピックス― ● 5 月の携帯電話店頭情報/集客力が高いau 新ブランドコーナー ● 5月のパソコン店頭情報/高性能化したネットブックが注目集める

 

【IT道標】ユニファイドコミュニケーションの導入が加速

 

【IT 業界の深層流】データセンター促進協議会の設立

 

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