法人ユーザーにおける携帯電話/スマートフォンの導入配布状況・ニーズに関する調査(2011年 12月号 No.186)
【特集】携帯・スマートフォンの従業員配布率は3年後に25%に拡大へ― 法人ユーザーにおける携帯電話/スマートフォンの導入配布状況・ニーズに関する調査
MM総研はインターネットアンケート・サービス「goo リサーチ」の会員モニターを使い、従業員数100 人以上の大手・中堅企業及び学校・医療福祉法人の総務部門560 社(1 社1 回答)を対象とした「法人ユーザーにおける携帯電話/スマートフォンの導入配布状況・ニーズに関する調査」を実施、結果をまとめた。事務処理効率化と緊急時の安否確認、事業継続などにより携帯電話・PHS、スマートフォンを配布型に切り替える企業が年々増加している実態と、スマートフォンも徐々にだが企業に導入されはじめた実態が明らかになった。
【データ1】スマートフォン出荷が市場を牽引、通期は4,000万台市場― 2011 年度上期国内携帯電話出荷概況
MM 総研がまとめた11 年度上期(11 年4 月~ 9 月)の国内携帯電話総出荷台数は前年比6.0 %増の2,028 万台となった。市場を大きく牽引したスマートフォン出荷台数は前年比4.5 倍の1,004 万台となり、総出荷台数に占める比率は前年同期の11.7 %から49.5 %に拡大した。下期にかけてもこの勢いは続くものと見られ、11 年度通期は総出荷台数で4,000 万台規模を回復し、スマートフォン出荷比率も50 %を確実に超える情勢となっている。
【データ2】低価格化が需要を刺激し、過去最高の出荷台数を記録― 2011 年度上期国内パソコン出荷概況
MM総研がまとめた11 年度上期(4 ~ 9 月)の国内パソコン総出荷台数は前年同期比5.2 %増の743.5 万台で、出荷金額は、同4.6 %減の6,037 億円となった。東日本大震災後の半期統計であり、期初時点では、出荷台数で4 %程度の減少を予測していたが、台数実績は95 年度から統計を取り始めて以来、上期の出荷台数としては過去最高を更新。スマートフォンやタブレット型端末などの新製品が登場する中でも、パソコン需要の堅調さを示す結果となった。
【トレンド1】急増するニーズに対応した通信インフラ強化の主役― 通信建設業界の動向
一般的な建設業(道路や建物などの建設)とは異なり、「通信」に特化した施工・工事(具体的には携帯電話の基地局の建設や固定回線の接続工事など)を行う通信建設業。これらの事業は、キャリアからの発注からはじまるため、売上のトレンドなども一般の建設業とは異なり、通信キャリアの投資動向に大きな影響を受けるといった特徴を持つ。現在はスマートフォンの急速な普及とそれに伴うトラフィックの逼迫が話題となっているが、今回はそのインフラを構築する通信建設業界に焦点を当て、業界大手のサンワコムシスエンジニアリング、協和エクシオの2 社に業界動向や技術・品質管理など事業の実態について話を聞いた。
【トレンド2】顧客規模やニーズに合わせたMVNO/MVNEサービスを展開― MVNO/MVNEサービス市場の動向②
先月号よりMVNO / MVNE 事業者にサービス/ソリューションの特徴や販売動向、今後のサービストレンドについて話を聞いてきた。今号では丸紅アクセスソリューションズの取組みを紹介する。
【対談1】ユーザーに楽しんでもらえる「場」をニコニコ動画サービスで展開― MM 総研大賞2011 受賞記念対談
MM総研大賞2011 の話題賞を受賞したドワンゴの「ニコニコ生放送」。2007 年末の初回生放送開始より4 年足らずで一日平均ページビュー722 万、月間平均訪問者数206 万人(数値は2011 年6 月末時点)の巨大サービスへと成長を遂げている。ニコニコ生放送は生放送の画面上に視聴者のコメントがリアルタイムで表示され、チャットのようなライブ感を視聴者同士で共有できるのが特徴だ。今回はニコニコ生放送のほか、ニコニコ動画を含めて、ニコニコ事業が力を入れる領域や今後のサービス展開について千野裕司ニコニコ事業本部長に話を聞いた。
【対談2】アプリケーショントラフィックの快適かつ安全な管理を実現―
アプリケーション・デリバリ・コントローラ(以下、ADC)の代表格であるF 5 ネットワークス。元々はロードバランサー(負荷分散装置)から始まった企業であるが、周辺分野も取込み、現在は「アプリケーション・デリバリを快適かつ安全に行っていく」ために必要なソリューションを提供する方向にシフトしている。今回の対談では2011 年7 月に社長に就任したアリイ社長に、東日本大震災の発生などでディザスタリカバリの重要性がますます増加し、端末ではスマートフォンなど多様化が進む中で、ニーズが高まっているダイナミックデータセンター(以下ダイナミックDC)や、同社の企業コンセプトとなっているADC について話を聞いた。
【経営1】きめ細かなメニュー体系と高いセキュリティで企業ユーザーの取り込みをはかる― NEC ビッグローブ「BIGLOBE クラウドホスティング」
ここ数年、企業の規模、業種を問わず「データやアプリケーションなどのIT 資産は、自社サーバではなく、クラウド上で保有する」という「クラウド化」の流れが盛んだ。IT サービスのコスト削減はもとより、業務形態の変化などにも対応するクラウドサービスは10月号にて取り上げたニフティクラウドの例など、国内ベンダも積極的に展開を進めている。今回は、ISP 大手のNEC ビッグローブ(以下、ビッグローブ)が提供する「BIGLOBE クラウドホスティング」について、その特徴や10 月25 日に実施した機能追加の狙い等について取り上げる。
【経営2】スマートデバイス導入へのインフラ整備― マクニカネットワークスの取り組み
スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイス市場が急激に拡大している。法人市場を見てもスマートデバイス導入に向けた検討が本格化しつつあり、導入事例も顕在化しつつある。一方で、社内でのスマートデバイスの有効活用に不可欠な無線ネットワークの導入・整備においてはセキュリティへの不安などから二の足を踏む企業も少なくない。こうした状況の中で、マクニカネットワークスは、社内インフラとしてセキュリティと利便性を両立させた無線LAN ネットワークを構築することで、ビジネスシーンへのスマートデバイス導入を支援している。同社の事業動向を中心に、法人市場における無線LAN 導入の動きを追った。
【経営3】高まるスマートフォンのセキュリティ・ニーズに対応― トレンドマイクロの「ウイルスバスターモバイルfor Android」
パソコン並みの機能を持つスマートフォンが市場を拡大していく中、スマートフォンに迫る脅威も急激に増えつつある。昨年8 月に始めて発見されたスマートフォン専用の不正プログラムは軒並みその数を伸ばしており、しかも、いたずら目的だけでなく、始めから金銭価値のある情報を狙ったものも多いのが特徴だ。ウイルスや不正サイトなどの脅威に加え、端末の盗難・紛失などから、いかにスマートフォンの個人情報を守るかが、喫緊の課題となっている。本稿では情報セキュリティ分野の大手、トレンドマイクロのスマートフォン向けセキュリティ製品戦略を、コンシューマ市場での取り組みを中心に追った。
【経営4】世界初、アプリ素材の買取・販売マーケット創出をめざす― ビジョナリーファンのアプリ素材買取・販売マーケット「Appltem OFF」
ビジョナリーファン(東京都港区、松田佳祐社長)は10 年9 月設立のベンチャー企業で、ベンチャー企業向けインターン採用支援事業がメイン。ここで紹介するアプリ素材買取・販売マーケット「Appltem OFF」( アピテムオフ:http://www. appitem-off.com)は11 年11 月末にリリース予定のアプリ素材の買取・販売マーケット。同社によると、世界初。今後、数多くのアプリが登場する中、アプリ素材の再利用プラットフォームとして期待される。
【IT業界の深層流】進展するDCの地域連携―
【IT道標】スマートフォンのアクセサリ市場―
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