IoT時代が見えてきた/2015年暦年 国内タブレット端末出荷概況/学校ICT導入実態レポート第二弾(2016年5月号 No.239)

【特集1】IoT時代を象徴するVR、5G、コネクテッドカーがテーマに― Mobile World Congress 2016会場レポート

携帯電話関連の見本市では世界最大規模を誇るMobile World Congress 2016(以下: MWC)が今年もスペインのバルセロナFira Gran Viaにて開催された。204カ国から過去最高となる10 万1,000人が集い、東京ビッグサイトの約3 倍の広さを誇る会場を所狭しと埋め尽くした。次世代ネットワークやIoTなど生活必需品となった携帯電話やスマートフォンにまつわる新たなビジネスの発掘に期待を寄せ、4日間のイベントは熱気に包まれた。

【データ1】給与計算ソフト利用者のうちクラウド型の利用は12.5 ― クラウド給与計算ソフトの利用状況調査

MM総研は、従業員300 人未満の中小企業等4,168社を対象に、国内におけるクラウド給与計算ソフト※の利用状況に関してWeb アンケート調査を実施した。2016年3月現在、中小企業等におけるインストール型を含む給与計算ソフトの利用率は44.0%で、そのうちWebブラウザを使用するクラウド型の利用率は12.5%だった。また直近2 年未満の給与計算ソフト購入者においては、セキュリティの向上やコスト削減などを目的としてクラウド型を選ぶ割合が2割超と多く、同ソフト市場において今後クラウド型の利用率が一層高まっていくものと予測される。クラウド給与計算ソフトの事業者(サービス)別シェアでは、「freee」が39.8%で首位となった。

【データ2】大企業の導入加速で市場は拡大基調、2016年はSMB市場の開拓が本格化― Web統合電話帳アプリケーション市場の動向

MM総研では、主要な事業者に対するヒアリング調査等をもとに、企業内にあるさまざまなコミュニケーションツールの統合・連携を実現するWeb統合電話帳アプリケーション※(以下、Web電話帳)の市場規模及び事業者シェアをまとめた。2015年12月末時点のWeb電話帳のクライアントライセンス数は前年比69%増となる78.2万に拡大。大企業を中心とした導入の加速と、中堅中小企業(SMB)への裾野拡大によって、市場の拡大基調は続き、2017年末には180万ライセンスに拡大するだろう(データ1)。

【データ3】NTTぷらら「ひかりTV」が6年連続最優秀賞― スマートTVサービスAWARD2016

MM総研は3月9日、「スマートT V サービスAWARD2016」の審査結果を発表した。最優秀賞には、NTTぷららが提供する「ひかりTV」が6年連続で選ばれた。

【データ4】クラウド化の影響で台数微減も、金額での成長が顕著に― 2015年暦年国内PC サーバー出荷概況

MM総研がまとめた、2015年(1~12月)のPCサーバー国内出荷実績によると、国内PCサーバー出荷台数は、前年比4.5%減の49万906台となった。一方、出荷金額は、前年比7%増の2,595億円、出荷平均単価は52万9,000円と前年比5万9,000円の増加となった。1台当たりの要求性能が高まっており、単価は上昇した。6年連続で出荷金額ベースでの成長が続いている。IoTやFintechなど、今後成長が見込まれる分野はクラウド活用が前提となっており、サーバーにも仮想化基盤としての性能や運用面での利便性向上が一層求められる。

【データ5】出荷台数は前年比8.4%増の943万台で5年連続の成長― 2015年暦年国内タブレット端末出荷概況

MM総研がまとめた2015年暦年(2015年1月~2015年12月)の国内タブレット端末出荷台数※は前年比8.4%増の943万台となり、出荷統計開始以来5年連続の成長となった。このうち携帯電話キャリアのネットワークを利用する「セルラータブレット」はキャリアモデルのAndroidタブレットが好調に推移した。一方、無線LANのみをネットワークとして利用する「Wi-Fiタブレット」が2013年をピークに2 年連続で減少。キャリアモデルの好調に加えて、MVNO SIMカードの増加に合わせて、SIMロックフリー(以下SIMフリー)タブレットの需要が拡大していることも影響した(データ1)。

【トレンド1】SDN/NFV活用でコストの最適化― 国内ネットワークキャリアのWANサービス動向

企業が利用するネットワークにおいてSDNやNFV技術を活用した新たなサービスが生まれている。迅速かつ柔軟なネットワークの構成変更や運用管理を実現するだけでなく、利用企業側の設備や運用のリスクを最小限に抑えることも可能になった。本稿では国内ネットワークキャリアのWANサービスに焦点を当て、主要事業者がどのようなサービス、ソリューションを提供しているかに注目した。KDDI、ソフトバンク、NTTコミュニケーションズ、IIJの取り組みについて紹介する。

【トレンド2】学校ICT導入実態レポート第二弾― 機器、通信、教科書ベンダーが描く将来像

文部科学省は2020年までに全国の公立小・中・高校に児童・生徒1人1台のタブレット端末を導入し、ICTを活用した授業の実現をめざしているが、現状では道半ばという状況にある。本誌233号(2015年11月号)では、学校へのICT導入動向調査を初めてまとめた。第2 弾となる今回はICTベンダー、通信キャリア、教科書ベンダー計7社に、導入状況・導入トレンドについてヒアリングを実施した。

【トレンド3】GPUを搭載した開発プラットフォームでAIビジネスを加速させる― NVIDIA、ディープラーニングの開発環境をハード・ソフト両面で提供

企業におけるAI(人工知能)活用は着実に進んでおり、その中でも特に注目を浴びているのが「ディープラーニング」だ。ディープラーニングの企業活用がここまで加速し始めた大きな要因は、従来のコンピューティングによる計算パワーでは数年かかってしまう処理を数日~数十日に短縮するコンピュータアーキテクチャおよびハードウェアが低コストで導入・利用できるようになったからだ。それを実現しているのが「GPU」。今回はGPUとディープラーニング向け開発プラットフォームを提供している代表的な企業として、米NVIDIAを取り上げる。

【トレンド4】官公庁/自治体、金融分野での導入意向が拡大― 大手SIer のパブリッククラウド販売戦略

MM総研は国内クラウドサービス市場規模を2019年度には2兆円を超える市場規模に拡大すると予測する。特にパブリッククラウド市場の拡大が顕著であるが、スケールメリットを活かすグローバルベンダーの存在感が増しており、低価格化や機能強化に追随することが難しい国内ベンダーは、一層の差別化が必至になると分析している。このような状況を踏まえ、大手SIerのパブリッククラウド販売戦略から今後の市場動向を探る。

【経営1】法政大学スマートマシンデザイン研究所と森永製菓― 重力を感じるAR アプリケーション「キョロちゃんAR」を開発

製品プロモーションやスマートグラスを使用した業務支援、地図や観光名所、カーナビでの情報案内などさまざまな用途が具体化している。その中で話題になっているのが、森永製菓の「チョコボール」のパッケージを使って遊べるアプリケーション「キョロちゃんAR」。法政大学の岩月正見教授たちがAR技術を駆使して開発した新時代のキャラクター像だ。

【経営2】インターネットVPN 市場でシェアNo.1、NEC ネクサソリューションズの「Clovernet」― さまざまなサービスを組み合わせて顧客ニーズに応える

クラウドサービスの利用拡大やワークスタイルの変革により、企業ネットワークには広帯域化や効率的なネットワーク構成など多様なサービスが求められている。今回はVPNサービス市場において高いシェアを持つ、NECネクサソリューションズが提供するマネージドネットワークサービス「Clovernet」についてレポートする。同サービスはコスト、セキュリティ、可用性の面で顧客ニーズに適したサービスラインナップを用意しているのが特徴だ。

【IT業界の深層流】イントラ・ブロックチェーンへの期待

【IT道標】変貌する法人向けモバイル回線販売ビジネス

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