注目のセキュリティ対策「秘密分散法」(2015年2月号 No.224)

【連載企画】サイバーセキュリティ対策で注目される情報保管技術「秘密分散法」

サイバー攻撃、従業員や関係者による情報の盗み取り、自然災害やテロなどによるサーバーの破壊―さまざまなトラブルからいかにして情報を守り、安全に保管するか。注目されている技術の1つが「秘密分散法」である。情報ファイルを暗号化した上に分割し、これを複数のサーバーで分散保管する、という技術で、理論的には広く知られていた。ただ、情報処理の負荷の増大やコストの問題があったが、分割したファイルを圧縮して取り扱いやすくするなど、要素技術の改良によって実用的な段階に入ってきた。
(MM総研所長/中島洋)

※MM総研所長・中島洋執筆のシリーズ企画です。随時掲載

【データ】スマートフォンの企業導入、今後の増加ペースは減速へ― 法人ユーザーにおける携帯電話/スマートデバイスの導入配布状況・ニーズに関する調査(2014年度版)

MM総研は、インターネットアンケート・サービス「NTTコムリサーチ」の会員モニターを使い、従業員数100人以上の大手・中堅企業及び学校・医療福祉法人の総務部門500社(1社1回答)を対象とした「法人ユーザーにおける携帯電話/スマートデバイスの導入配布状況・ニーズに関する調査(2014年度版)」を実施、結果をまとめた(※アンケートは2014年11月7日~12日に実施)。スマートフォン導入企業の割合は、本格導入が前年調査の19.9%から今回22.4%へ増加するも、テスト・部分導入を含めた導入企業比率は31.4%で、わずか1.3ポイント増の微増にとどまった。また、検討中という予備軍の比率は前年調査の15.7%から今回は10.6%に縮小し、増加ペースが落ちていることが改めて明らかになった。3年後の稼働台数でも法人向けフィーチャーフォンが54%残る見通しとなった。
(クラウド&モバイル・ソリューション研究グループ/上田浩志)

※データの詳細については「法人ユーザーにおける携帯電話/スマートデバイスの導入配布状況・ニーズに関する調査」として2015年1月20日発売予定。

【トレンド1】次世代ICTインフラの構築をサポート― ファーウェイのクラウドプラットフォームFusionSphere

モバイルデータのトラフィック量の増加やトラフィックパターンの多様化、クラウドやビックデータ活用によるアプリケーションサービスの提供などネットワークやデータセンターを取巻く環境が変化している。そうした中、ITリソースの柔軟な割り当てや効率的な運用が可能になるサービス指向型のクラウド提供基盤が求められている。中国の華為技術(ファーウェイ)が開発したクラウドプラットフォーム「FusionSphere」をレポートする。
(ネットワーク・ソリューション研究グループ/渡辺克己)

【トレンド2】サイバー攻撃の兆候察知から事後の2次対応までトータルで提供― NTTコミュニケーションズ、ラック

海外からのサイバー攻撃や社内からの情報漏えい―こうしたリスクに対応すべく、情報セキュリティの強化・高度化を検討する企業が増えている。日々進化を続けるセキュリティの脅威に継続的に対応するためには、セキュリティエンジニア、セキュリティアナリストによる分析がカギとなる。ネットワークのログ情報等をSIEMエンジンで分析し、サイバー攻撃の兆候を察知するセキュリティ監視サービスに加え、検知したインシデントをセキュリティ専門のアナリストが分析し、その後の二次対応までをトータルで提供するサービスに、企業からの熱い視線が集まっている。最新のセキュリティ運用監視サービスを提供する大手2社の取り組みを追った。
(ネットワーク・ソリューション研究グループ/渡辺克己、作山哲二)

【トレンド3】クラウドサービス・アプリケーション事業者のマルチデバイス戦略― 代表企業の戦略紹介①Gunosy、Hulu

デバイスを問わずにコンテンツを提供する「マルチデバイス対応」のアプリケーション事業者が増えてきている。そのうちの有力アプリケーション事業者を取り上げ、どのような戦略を考えているのかシリーズで報告する。今号では情報キュレーションサービスのGunosy、動画配信サービスのHuluを紹介する。
(クラウド&モバイル・ソリューション研究グループ/水品直毅)

【トレンド4】修理需要の拡大に対応した体制整備を推進― アップルの正規サービスプロバイダの動向

NTTドコモによるiPhoneの取り扱い開始(2013年9月)により、国内主要3キャリアのiPhoneユーザーの数は急激に増加している。同時に修理サービスの需要も年々増加しており、アップル製品の修理サービスを提供する正規サービスプロバイダ(Authorized Service Provider:ASP)も市場環境の変化に合わせた体制整備を進めている。本稿ではサービス拠点の拡充や、高品質のサービス提供に向け人材育成に注力する大手ASP2社の事業動向を追った。
(クラウド&モバイル・ソリューション研究グループ/池澤忠能、篠崎忠征)

【トレンド5】マーケティング、福祉など市場広がるアイトラッキング技術― 最大手のトビー・テクノロジーが日本市場開拓

手と視線で動かすノートパソコン、視線で操作するカーナビ―遠い未来のように感じるが、実は視線の活用は身近で進んでいる。視線を活用する技術、アイトラッキング領域で50%以上の世界シェアを持つスウェーデンのTobii Technology ABの日本法人、トビー・テクノロジー株式会社(本社:東京都品川区)の蜂巣健一 代表取締役社長に日本での活用状況などについて聞いた。
(クラウド&モバイル・ソリューション研究グループ/山口泰裕)

【経営1】東大医科研と組み、遺伝子解析の領域でデファクトスタンダードをめざす― DeNAライフサイエンス

遺伝子解析事業への参入企業が増えている。2014年1月に進出した遺伝子解析ベンチャーのジーンクエストを皮切りに、DeNAやファンケルなど大手企業も相次いで参入を表明した。今回はDeNAの遺伝子解析事業を担うDeNAライフサイエンス(東京都渋谷区)の深澤優壽代表取締役社長に今後の見通しなどを聞いた。
(クラウド&モバイル・ソリューション研究グループ/山口泰裕)

【追跡! IT ベンチャ(46)】スペースの空き時間を利用したシェアリングビジネス― スペースマーケット

近年、シェアリングエコノミーのビジネス機会が増加している。シェアリングエコノミーとはOtoO(Online to Offline)で、宿泊場所や施設の一室など場所を提供する人と、特定の場所を利用したいユーザーを直接つなげるビジネスモデルだ。海外で発展しているシェアリングエコノミーのビジネスモデルを日本で展開しようとしているのが株式会社スペースマーケット(東京都渋谷区、重松大輔 代表取締役)だ。
(クラウド&モバイル・ソリューション研究グループ/平澤悠花)

【経営3】市場環境の変化に備えた販売基盤の強化と新規事業の開拓に注力― 携帯電話販売代理店の動向

MM総研がまとめた2014年度上期の国内携帯電話総出荷台数は、前年同期比4.1%減の1,578万台。市場の成長をけん引してきたスマートフォン市場も同13.7%減の1,050万台に留まった。市場環境が厳しさを増す中、MVNO市場への参入事業者の増加、SIMロック解除の義務化、第三者修理の解禁など、従来の市場構造に新たな変化をもたらす動きが加速しつつある。既存事業における販売力強化や販売品質の向上に加え、新たな収益源の発掘・育成へ向けた取り組みなど収益基盤の拡充が急務となっている携帯販売代理店の動向を追った。
(クラウド&モバイル・ソリューション研究グループ/池澤忠能)

【IT業界の深層流】もう1つのオープンデータ―企業の死蔵資産

内容は本誌参照ください

【IT道標】法人向け携帯電話・スマホ市場の動向

内容は本誌参照ください

MM Report購入のご案内

MM Reportは年間購読制となっており、書店ではお求めになれません。年間購読(年間購読料9万6000円(税別))を希望される方は、「購読申し込みフォーム」よりお申し込みいただくか、購読申し込み書に必要事項記載の上、FAXでお申し込みください。
お申し込みに際してのご質問などがありましたらお気軽にお問い合わせください。

Webでのお申し込み

Webからのお申し込みは以下の購読申し込みフォームにて受け付けております。

電話をかける購読申し込みフォーム

TEL 03-5777-0161

受付時間 9:00~18:00
(土・日・祝日定休、年末年始休業)

FAXでのお申し込み

購読申し込み書をプリントアウトし、必要事項をご記入の上、下記FAX番号宛にお送りください。

購読申し込み書の
ダウンロード(PDF)

FAX 03-5777-0163

お問い合わせに際し、電話・お問い合わせフォームでのご連絡及びFAXの 弊社への送信により、お客様よりお預かりいたします個人情報(お名前、電話番号、メール等の連絡先)に関しましては、お問い合わせいただいた当該案件に関するご連絡・ご説明に関してのみ利用させていただき、第三者への提供は行いません。

当社がお客様の個人情報を利用するにあたり第三者に委託する場合があります。委託先へは個人情報を厳重に管理することを義務付け、監督します。

個人情報を提供いただけない場合は、弊社からご連絡できない場合もございますことをご了承ください。

本サイト/フォームでは、Cookie等の本人が容易に知覚できない方法による個人情報の取得はしておりません。

お預かりした個人情報につきましては、ご本人からの求めにより、利用目的の通知・開示・内容の訂正・追加または削除・利用の停止・消去(以下、開示等)に応じます。開示等に関するお問い合わせは下記までお願い致します。

株式会社 MM総研 総務部長(個人情報保護責任者)

住所 : 東京都港区芝公園2-6-3 芝公園フロントタワー
電話 :03-5777-0161(代表)
時間 :9~18時[土・日・祝日定休、年末年始休業]

電話をかけるお問い合わせフォーム