主要IT企業のユビキタス戦略(2003年 05月号 No.83)

【特集1】新市場創出に向け― 主要IT企業のユビキタス戦略

“ユビキタス”を攻略せよ。ラテン語で「あまねく・どこにでも存在する」というこの言葉が、多くのIT企業の次世代成長戦略に組み込まれている。ハード・ソフト・通信サービスとも乱立するメーカー製品で飽和感がでているIT市場にとって、「ユビキタス」は成長シナリオに欠かせないキーワードになっている。総務省は、昨年発表した「ユビキタス・ネットワークの将来像に関する報告書」のなかで、ユビキタス・ネットワーク社会の実現により情報機器やサービスの市場規模は2005年に30.3兆円、10年には84.3兆円に達すると試算した。ユビキタス社会に必要な各種IT製品・ネットワークの提供メーカー、通信事業者を中心にユビキタス社会を創出・新しいビジネスを作り出そうという動きが高まっている。だが、一口にユビキタスといっても各社がめざす方向性には微妙な違いがある。今回はKDDI、ソニー、NEC、シャープ、マイクロソフトの5社を取り上げ、各社がめざすユビキタスとは何か、また、どのような製品・サービスで市場の開拓に取り組んでいこうとしているのかを明らかにする。

【データ】パソコン ~夏のパソコン商戦をデータから見る― 03年度の目玉はセントリーノ一色だが!

03年度の春商戦はそろそろ終息の時期を迎え、夏商戦に向けた新製品が登場する季節を迎えている。この夏は、ノート、モバイルはインテルのセントリーノが売りになる。各社の新製品計画はセントリーノ一色だ。が、一方のデスクは本体・液晶一体型やDVD搭載高輝度液晶表示機が春からの勢いを持続してはいるものの、暗いムードを一新する訴求力に乏しく、需要喚起への不安がぬぐえない。この夏はどんな市場になるのか、過去5年間のデータから夏シーズンを予測した。

【データ】PCサーバー ~今夏投入の新サーバーOSが年度市場を左右する― 03年度はベンダー発信の需要喚起策がカギ

国内PCサーバー市場は、95年度に当所が調査を開始して以来プラス成長を続けてきたが、02年度は長引く不況と設備投資抑制・先送りで、初めてのマイナス成長となった。03年はどうか。5月発表のWindowsサーバー2003(.NETサーバー)に伴う夏商戦の成否と03年度の市場展望をした。

【トレンド1】追跡ネットビジネス!! 混雑サイトはどこから生まれ どこへ行くのか 31― サクラ派遣などの新商売も ―活況続く「出会い系」サイト

携帯電話は契約数が7,000万件を超え、伸びは鈍化の方向にあるが、周辺ビジネスは好調だ。その中でもとどまるところを知らないのが「出会い系」サイトだろう。その数は1万を超えるといわれているが、正確な実態は分からないのが現状だ。なぜこんなにも爆発的に増加しているのだろうか?それはいつの時代にもある「出会い」に対するニーズ。パソコンやIT関連スキルが一般化しつつあることにより、初期投資が少なく、比較的参入しやすいという構造も見逃せない。今回はいくつかの代表的なサイトを紹介するなかで男女の関係と同様に見えにくい業界に迫る。

【トレンド2】05年度の市場は2,500億円規模に― ブロードバンド化で変化するコンテンツビジネス

携帯電話を含むコンシューマーのインターネット市場は、接続(通話)サービスだけでは収益性を保つことが苦しいほど低価格化が進行している。この現象は、今後大きく変化するとは考えにくい。接続サービスに加え、いかに魅力的なコンテンツを集めて購入してもらうかという点に、今後のコンシューマーインターネットの命運がかかっているといっても過言ではない。ブロードバンドが普及したことによって、現在パッケージ市場・ネットワーク市場・TV放送と分かれていたコンテンツ市場のバランスが大きく変化する兆しを見せている。今回は、ネットワークコンテンツを中心としたデジタルコンテンツビジネスの変化と、ブロードバンドコンテンツの現状について考察する。

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