携帯電話一次代理店の動向(2007年 08月号 No.134)

【特集】収益力の強化へ向けた事業の拡充を図る― 携帯電話一次代理店の動向

06年度はMNP導入に合わせ、通信事業者(キャリア)各社が積極的に新機種を投入したことで、買い替え需要を中心に市場は活性化した。一方で、番号ポータビリティ(MNP)制度の導入による法人市場の流動化、モバイルビジネス研究会による販売奨励金モデル見直しの動きなど、携帯電話市場は大きな転換期に差し掛かっている。07年度以降、市場の大きな拡大は見込めず、販売代理店業界の再編もますます加速していくと見られる。このような状況の中で、大手代理店各社はどのような戦略をもって、変革期にあたる携帯電話市場に対応しようとしているのか。06年度の販売状況を含め、07年度の各社の事業戦略を追った。

【データ】F904iとN904iが「ワンセグ」・「ハイスピード」で差別化に成功― NTTドコモ904iシリーズ ユーザー実態調査

MM総研は、NTTドコモ904iシリーズの利用ユーザー812人に対するアンケート調査を行い、同シリーズの初期購入者層の状況についてまとめた。904iシリーズで最も注目を集めている1台2番号利用を可能とする「2in1」サービスの利用状況では、約3割のユーザーが同サービスに加入する可能性があるという結果が示された。また、携帯電話における「デザイン・色」の高い重要性と90xシリーズを購入するユーザーにおいては、「ワンセグ機能」や「ハイスピード対応」が求められていることが明らかとなった。

【トレンド1】運用面まで含めた個々の企業に適したサービス提供がカギ― 企業内サイト検索サービスの動向

肥大化しつつある企業のWebサイトにおいて、情報へのアクセス性の確保が重要になっている。これまではSEO(Search Engine Optimization)を始め、検索エンジンからいかに自社サイトに誘導するかという部分に関心が集まってきたが、ユーザーがサイトに到着した後の部分、つまりサイト内ナビゲーションがWebサイトの価値や顧客満足に与える影響が見直されている。サイト内ナビゲーションを最適化する手段として、検索プラットフォームを提供する事業者が様々なサービスを提供している。今回はこうしたサイト内検索のプラットフォームを提供する5つの事業者の取組みを紹介し、市場の今後について考えてみたい。

【トレンド2】ライブドア新ブログ、敷居を下げ、初心者・ライトユーザーを取り込む― ㈱ライブドア「nowa」

ライブドアブログは現在190万のユーザーが登録している。(07年6月時点)。国内のブログサイト中では最大級のブログサイトを運営する同社が、敷居を低くし、初心者やライトユーザーが気軽に簡単に使えるブログをコンセプトに新ブログを開始した。今号では、ライブドアの新ブログ「nowa」について紹介する。

【トレンド3】データセンターのバーチャル化をめざす― さくらインターネット㈱

さくらインターネットはデータセンター事業とホスティング事業の両方を手掛けている。データセンター事業では2006年6月にオープンした西新宿データセンターに続いて、9月には代官山に同社7番目のデータセンターを開設した。自社データセンターを基盤に、さくらインターネットは常にユーザーニーズに応え続けている。

【対談1】BI2.0がもたらす経営革新と企業競争力の拡大― ビジネスオブジェクツ社 ベルナルド リオトー 創設者 会長 兼 最高戦略責任者

企業内に混在する膨大な情報を、いかにITを駆使し、経営トップの意思決定のスピードアップとともに、戦略的な事業展開や業務の効率化につなげていくかが企業経営の大きな課題となっている。企業における情報量は拡大の一途であり、部門ごとに分散化した各種データをいかに統合し、戦略的に活用していくのかという観点から、ビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)に注目が集まっている。欧米の情報化投資でも今や最重要テーマとなっており、企業の競争力をも左右するといわれている。このBI領域でトップベンダーであるビジネスオブジェクツ社の創設者で、会長 兼 最高戦略責任者を務めるベルナルド リオトー(Bernard Liautaud)氏に、BI市場の動向と同社の戦略を聞いた。

【経営1】販売チャネル強化とCS向上により利用者の拡大をめざす― 株式会社ジュピターテレコム

FTTH市場が拡大傾向にある。総務省では07年3月末のFTTH契約者数を880万件、純増数も前期から86万件となったと発表した。そうした中で、ケーブルテレビ最大手であるジュピターテレコム(J:COM)はケーブルテレビ・高速インターネット・固定電話・移動体通信の4サービスをまとめて提供する強みを生かし順調に高速インターネットの契約者数を伸ばしている。また07年度より、FTTHサービスに対抗するための新たな営業戦略を打ち出した。本稿では同社の高速インターネット接続サービスの事業戦略と営業戦略について紹介する。

【経営2】アウトソーシング、ホスティング市場が急成長、多様化するユーザーニーズ― データセンター事業者の動向

近年、ブロードバンドの普及やインターネットコンテンツ市場の拡大などが追い風となり、アウトソーシング、ホスティングの需要が高まっている。本稿では特徴的なソリューションを展開しているインテックとCACにスポットを当て、その動向を探る。

【経営3】二極化が進む国内中古PC市場― Windows vista発売でXP搭載モデル需要が拡大

06年度の中古PC市場は、「販売台数と売上を着実に拡大する事業者」と「中古PCビジネスを見直す事業者」の二極化が進行した。市場内では、大手リース事業者や再生事業者によって流通構造が確立されてきており、企業から排出される中古PCを中心に仕入れを行う中古PC業者の中には、ビジネス自体を見直す事業者も出てきている。また、07年1月30日にWindows vistaが発売され、中古PC市場において前OSであるWindows XP搭載モデルの需要が高まり、特に量販店系の事業者において、売上増加や販売台数の増加が見られた。今号と次号に渡って、同市場における最新動向と各事業者の取り組みを特集する。

【経営4】ITリース・レンタルアップ製品(PC)の情報漏洩対策― リース・レンタル会社における情報漏洩対策

個人情報保護法の施行から約2年が経過した。パソコンに関しても、ネットワーク経由からはもとより廃棄の際のデータ漏洩が懸念され、廃棄を行う企業にはより徹底した対応が求められている。本稿では企業で利用されているリース・レンタルアップパソコンのデータ消去がどのように行われているのか、大手リース・レンタル会社における取り組みを特集した。

【経営5】トピックス― 携帯電話店頭情報/夏商戦はワンセグ対応が鍵に パソコン店頭情報/ソニー、07年夏モデル注目の機種

・携帯店頭情報
 
 7月中旬の東京新宿量販店の携帯電話売り場は連日の梅雨空にも関わらず、多くの来客で賑わっていた。各キャリアから続々と新機種が発売され、どのキャリアのコーナーにも大勢の人が集まっていた。7月中旬までの携帯電話の店頭状況をレポートする。

・パソコン店頭情報

 7月初旬の都内各地の家電量販店、ソニーオーナーメイド展示店は、平日にも関わらず学生や会社員などの姿が見られた。今年でパソコンの国内販売開始から10周年を迎えるソニーは、5月末に10周年記念モデルを発売し話題を集めた。07年夏モデルの注目機種は何かソニーオーナーメイド展示店で聞いた。

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