「MM総研大賞2018」表彰式を開催

「日本企業のオリジナリティが見えてきた」と安田審査委員長が講評

2018年07月06日

 MM総研(所長 中島 洋)は7月5日、都内ホテルにて「MM総研大賞」の表彰式・レセプションを開催した。表彰式の冒頭、安田 浩 審査委員長(東京電機大学学長)は「受賞製品選定のポイントはユニークさとトレンドを捉えたもの。IoTを使わなければ物事が進まない時代が到来し、並行してAI、ネットワーク、セキュリティ技術の進歩も求められるようになった。海外企業の商品・サービスに勢いがあるなか、今年は日本企業のオリジナルも数多く出てきて喜ばしい」と講評した。

 最高の賞にあたる大賞に輝いたNECの石黒憲彦 副社長は「これまでNECは30年に渡ってスーパーコンピュータの開発に携わり、常に時代の最先端技術を採用してきた。今後はシミュレーションの高度化やAI、ビッグデータ解析、データ分析の登場により高速な計算ファームに対する需要が高まっていく。HPC、AI、ビッグデータビジネスを拡大し、安全安心、快適、高生産社会の実現を目指していく」と意気込みを語った。

日本電気株式会社 石黒憲彦 取締役 執行役員副社長
安田審査委員長(=最前列の右から3人目=を囲む受賞企業の代表者たち)

 続いて記念レセプションが開催され、受賞企業関係者や来賓なども含め約120人が参加。来賓挨拶として日本経済新聞社 渡辺洋之 常務取締役は、「AIの大衆化は進んでいるが、スーパーコンピュータの大衆化が進んでいることは意外と気付かないもの。AIを使っていると次は試してみたくなり、その点シミュレーションは非常に大きなテーマだった。MM総研大賞は世の中の進む方向性を示す指標であることから、改めてスーパーコンピュータの大衆化に気付いたと同時に、ハードウェアが大賞となることは非常に素晴らしい」と語った。

日本経済新聞社 渡辺洋之 常務取締役 デジタル事業担当

 レセプション会場では、受賞企業のうち13の製品・サービスが展示された。受賞企業の製品やサービスの周りにも、多くの人が集まり、実際に触れ、説明員の話に熱心に耳を傾けていた。展示スペースの活気に象徴されるように、参加者同士が意見交換などを通じ交流を深めるなど、会場全体が和やかな雰囲気に包まれていた。

日本電気株式会社 石黒憲彦 取締役 執行役員副社長
グーグル合同会社 秋山有子 Home事業 製品戦略 パートナー事業開発 本部長
富士通株式会社 原 裕貴 執行役員 デジタルサービス部門 AIサービス事業本部担当
東日本電信電話株式会社 加藤成晴 理事 ビジネス開発本部 第三部門長
ビッグローブ株式会社 有泉 健 代表取締役社長
日本マイクロソフト株式会社 河野省二 技術統括室 チーフセキュリティ オフィサー
ハミングヘッズ株式会社 大江尚之 代表取締役社長
ファーウェイ デバイス 呉 波(ゴ・ハ) 日本・韓国リージョンプレジデント
楽天株式会社 大尾嘉宏人 執行役員 楽天モバイル事業
株式会社インターネットイニシアティブ 矢吹重雄 MVNO事業部長
株式会社NTTドコモ 中村 寛 取締役常務執行役員(CTO) R&Dイノベーション本部長
任天堂株式会社 高橋伸也 取締役 専務執行役員
三井化学株式会社 橋本 修 常務執行役員 ヘルスケア事業本部長
株式会社日立製作所 船木謙一 研究開発グループ 社会イノベーション協創統括本部 統括本部長
ソースネクスト株式会社 藤本浩佐 取締役 専務執行役員

MM総研大賞2018の受賞製品・サービス一覧は以下のURLから
https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=309

本件に関するお問い合わせ先

(株)MM総研

担 当 : 高野、池澤

所在地 : 105-0011 東京都港区芝公園2-6-3 芝公園フロントタワー

連絡先 : 03-5777-0161

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