スマートテレビの利用意向と今後の普及予測

2012年10月18日

■テレビのインターネット接続機能の利用者は16.7%
■スマートテレビで利用したい機能・サービスは「動画視聴・ビデオオンデマンド」
■2016年のインターネットテレビ/スマートテレビ利用台数は2233万台と予想

 MM総研(東京都・港区、所長・中島 洋)は2012年10月、放送と通信を融合した新しい情報機器として注目される、インターネットテレビ(注1)およびスマートテレビ(注2)の利用意向に関する調査・予測を行った。「クロス・マーケティング」のモニターを活用したWEBアンケートによる調査で、現在テレビを保有している1500名を調査対象にした。なお、調査期間は2012年の9 月14 日(金)~9 月20日(木)となる。

◆テレビでのインターネット接続機能を、利用した経験のある人は16.7%

 テレビのインターネット接続状況について質問した(数台のテレビを設置している被験者は、最も画面が大きく、かつ最も利用頻度が高いテレビ1台について回答)。その結果、「インターネット接続機能があり、利用したことがある」と答えた人は250名(16.7%)であった。「インターネット接続機能はあるが、利用したことはない」は734名(48.9%)、「インターネット接続機能がない」は318名(21.2%)、「その他・分からない」は198名(13.2%)となった。
 インターネット接続機能があると答えた人は65.6%で、全体の約3分の2を示したが、接続機能がありながらも利用経験のない人は半数を占めており、現時点ではテレビによるインターネット利用は進んでいないことが明らかとなった。


◆利用機能は「インターネット検索」・「動画視聴・ビデオオンデマンド」

 テレビでインターネット接続を利用した経験のあると答えた250名に、どんな機能やサービスを利用したことがあるかを尋ねてみた。最も多かったのは、「インターネット検索(情報収集・調べもの)」116名(46.4%)であった。続いて、「動画視聴・ビデオオンデマンド(映画・音楽コンテンツなど)」110名(44.0%)、「オンラインショッピング」25名(10.0%)となった。



◆スマートテレビの認知度は20.8%

 スマートテレビについて、現在の認知状況を知るために「スマートテレビという言葉を知っているか」尋ねてみた。「概ね理解している」と答えた人は59名(3.9%)に留まった。「なんとなく知っている」は253名(16.9%)、「言葉を見たり・聞いたりした程度」は439名(29.3%)、「知らない・分からない」は749名(49.9%)であった。「概ね知っている」と「なんとなく知っている」を合わせ20.8%となっており、「スマートテレビ」という言葉自体は現状では浸透していないことが分かった。

◆スマートテレビの購入意向は12.4%

 被験者にスマートテレビの概要(注3)を説明した上で、今後のテレビ購入において、スマートテレビを購入したいかどうか尋ねてみた。「スマートテレビを購入したい」は34名(2.3%)。「スマートテレビの購入を検討したい」は152名(10.1%)、「スマートテレビに興味があるがわからない」は626名(41.7%)、「スマートテレビは購入したくない」は676名(45.1%)となった。スマートテレビを「購入したい」「購入を検討したい」「興味があるが分からない」を合わせると、購入の可能性を示した人は54.1%となり、過半数を超えた。


◆スマートテレビで利用したい機能・サービスは「動画視聴・ビデオオンデマンド」が46.6%と最多

 上記の設問でスマートテレビを「購入したい」・「購入検討したい」・「興味があるがわからない」と答えた812名に対して、スマートテレビを購入した場合、どのような機能・サービスを利用したいか尋ねた。最も多かったのは「動画視聴・ビデオオンデマンド(映画・音楽コンテンツなど)」で378名(46.6%)と約半数を占めた。

◆2016年のインターネットテレビ/スマートテレビ利用台数は2233万台と予想

 MM総研ではインターネットテレビ/スマートテレビの利用台数は2011年3月末で749万台、2012年3月末で916万台と分析する。その後は2013年3月末:1165万台、2014年3月末:1458万台、2015年3月末:1813万台、2016年3月末:2233万台になると予測。


 ※注意すべき点として、ここでのインターネットテレビ・スマートテレビの予測は、テレビ本体の普及状況であり、セットトップボックスやUSB型によるスマートテレビの意義は含まない。

 今後各メーカーからはスマートテレビの発売が相次ぎ、スマートテレビの購入・利用が増加すると考えられる。またキャリアがセットトップボックスやUSB型のスマートテレビなどで参入し、市場は活性化するだろう。今後のスマートテレビ市場においてはテレビ本体の買い替えだけではなく、こうした周辺機器がどの程度、市場に受け入れられるかによって大きく変化するだろう。

注1)
インターネットテレビ:LANケーブルによる有線接続や無線LAN接続によるインターネット接続機能のみを有するテレビ

注2)
スマートテレビ:LANケーブルによる有線接続や無線LAN接続によるインターネット接続によりパソコンやスマートフォンなどと同様に、動画視聴・ビデオオンデマンド(YouTube等の無料サービスやテレビ局等による有料サービスを含む)、Facebook、Twitter、SkypeやブログなどのSNSサービスなどのアプリを画面上で利用可能な多機能テレビ

注3)
スマートテレビの概要を説明するために、下記の4つの特徴を示した。
【特徴①】LANケーブルによる有線接続や無線LAN接続によるインターネット接続によりパソコンやスマートフォンなどと同様に、動画視聴(VOD含む)、SNSサービス、オンラインショッピングなどの機能・サービスが利用可能
【特徴②】テレビ番組を見ながら画面分割によりSNSや関連情報を表示させることが可能
【特徴③】検索やコントロールをリモート機器(リモコンやスマートフォン・タブレット)で操作することが可能
【特徴④】スマートフォンやタブレットとの連携やDLNAによるホームネットワーク連携が簡単に実現

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■ 調査概要
1.調査対象 :テレビを所持している1500人(20歳~79歳の男女)
2.調査方法 :Webアンケート調査
3.調査期間 :【アンケート期間】2012年9 月14 日(金)~9 月20 日(木)

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■株式会社クロス・マーケティングについて
株式会社クロス・マーケティングは、国内160万人超の大規模モニターを軸に、生活者の「生」の声を、主にインターネットを活用して収集するマーケティングリサーチ会社です。生活者の嗜好の多様化や、商品サイクルの短期化に対応するため、ネットリサーチの優位性である「スピード」「コスト」に加え、「品質」を最大限に重視したリサーチサービスを展開しています。調査企画から設計、実査、集計・分析レポートまで、マーケティングリサーチに関するあらゆるサービスをトータルにサポートしています。


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