IT デジタル家電購入意向調査~ 2010 年冬ボーナス商戦編(2011年 01月号 No.175)

【特集】IT デジタル家電では、薄型テレビ、スマートフォンの購入意向が大幅増― IT デジタル家電購入意向調査~ 2010 年冬ボーナス商戦編

MM 総研は、インターネットアンケート・サービス「goo リサーチ」の会員モニターを使い、全国の20 歳以上の就業者1,139 人を対象とした「冬のボーナス商戦に関するアンケート」を実施、結果をまとめた。Web アンケートの結果によると、10 年冬ボーナスで購入したいIT デジタル家電は、09 年冬と比較すると、エコポイント効果もあり、「薄型テレビ」の購入意向が大きく増加。また、10 年秋以降Android スマートフォンの品揃えが充実し始めた「スマートフォン」の購入意向が大きく増加したことも特筆される結果となった。

【データ1】ブロードバンド回線事業者の加入件数調査(10 年9 月末時点)― 利用者の継続利用につながるサービスの拡充で 顧客の囲い込みを強化

MM 総研は10 年9 月末時点でのブロードバンド回線事業者の加入件数を調査し、結果をまとめた。FTTH(光接続サービス)の加入件数は1,921 万件となり、同年3 月末より136 万件の増加となった。FTTH 市場ではADSL からの移行が一巡し、FTTH 間での利用者の乗り換え競争が激化していることから、各事業者は解約抑制に向けた取り組みの強化に動いている。一方、ADSL は895 万5,000 件で同年3 月末より74 万5,000件減少し、ブロードバンド接続サービス( F T T H 、ADSL、CATV 接続)に占めるADSL の割合が初めて3割を切った。

【データ2】2010 年度上半期国内PC サーバー出荷概況― 出荷台数・金額とも前年同期比で二ケタの伸びを記録

MM 総研がまとめた10 年度上半期(10 年4 ~ 9 月)のPC サーバー国内出荷台数は、対前年同期比12.2 %増の25 万1,070 台となった。半期ベースで過去最大の落ち込みとなった09 年度上期の反動で06 年度上期以来、4 年ぶりとなる台数の二ケタ増加を記録した。出荷金額も13.6 %増の983 億円となり、台数同様二ケタの増加を記録した。ただし、市場規模はリーマンショック前の水準(07 年度: 55 万6,120 台/ 2,238 億円)までは回復していない状況であり、メーカー間の競争は激化している。

【データ3】スマートフォン出荷台数及び契約数の推移と予測― スマートフォン市場が急拡大、2012 年度の出荷台数比率で過半を突破へ

MM 総研は2010 年8 月31 日に発表した「国内携帯電話およびスマートフォン市場規模予測」を上方修正した。国内のスマートフォン市場は予想を超えるスピードで拡大しつつあり、キャリア、メーカー、さらにはサービス、コンテンツを提供する様々なプレイヤーにとっても、この急激な変化への対応力がこれまで以上に求められることになるであろう。

【トレンド1】事業の構想力とスピード、海外展開が生き残りのカギ― 国内携帯電話端末メーカーの動向

国内外でスマートフォン市場が予想を超えるペースで急拡大している。キャリアを中心とした垂直統合的な市場構造は、スマートフォンの普及によって、従来の端末メーカーのみならず、業種の枠を超えた様々なサービス、コンテンツ事業者などを巻き込み、既存の収益構造を大きく変化させる可能性もある。こうした市場の転換期にあって最も厳しい立場にあるのが国内キャリアと二人三脚で従来型の携帯電話端末(フィーチャーフォン)を開発してきた国内の端末携帯メーカーであろう。iPhone で市場を席巻するアップルなど海外メーカーによる日本市場への参入が続く状況の中で、いかに国内メーカーは新たな市場環境に対応した事業を展開しようとしているのか。各社の2010 年冬― 2011 年春モデルの新製品発表会からその動きを探った。

【トレンド2】大手自動車メーカーやセキュリティソフトメーカーがAndroid アプリ発売― Android アプリの動向

スマートフォンOS は、日本国内においてもiPhone の独壇場とはいかなくなりつつある。対抗軸であったAndroid端末が今冬から大手携帯電話キャリアから相次いで発売され人気を集めている。現に10 年11 月にau から発売されたシャープ製「IS03」は驚異的な滑り出しを見せた。端末環境が充実するに伴い、対応するアプリも多様なものが続々と登場している。

【トレンド3】通信事業者と大学のコラボで先進的な学内NW を実現― UQ コミュニケーションズ、慶應義塾大学SFC の取組み

11 月下旬、UQコミュニケーションズ(以下、UQ)と慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下、SFC)が共同で記者発表を行った。発表されたのは、2011 年4 月からSFC 内においてUQ のモバイルWiMAX サービスとSFC キャンパスネットワーク(以下、SFC-CNW)を接続するという取組み。記者発表にあたりUQ から執行役員CTO の渡辺文夫氏、SFC からは村井純環境情報学部長、中村修環境情報学部教授が、今回の取組みの概要や狙いなどについて説明した。

【対談】MM 総研大賞2010 受賞記念対談 総合力でクラウドを展開― 日本アイ・ビー・エム株式会社 川原均 専務執行役員 ソフトウェア事業担当

「MM 総研大賞2010」で、多くの企業から将来的影響力を高く評価され、話題賞を獲得したのが「IBM CloudBurst」である。企業内クラウドやデータセンターにおいて、数日で最適なクラウド環境を利用可能にするソリューションで、ハードウェアやソフトウェア、ネットワーク、サービスを一体的に提供する。急拡大するクラウド市場の中でIBM は明確なコンセプトを打ち出し、クラウド製品・サービスの牽引役として大きな期待を集めている。「IBM CloudBurst」は同社のソフトウェア事業で担当しており、クラウド事業と同社の今後の展開について、川原均専務執行役員にソフトウェア事業の立場から話を聞いた。(以下、敬称略)

【経営1】ビジネスと日本の文化を両立させるべく柔軟に地道に電子― 電子書籍を巡る各業界の動向 Part 3:取次業界の動向

「電子書籍を巡る各業界の動向」と題して印刷業界(172 号)や出版業界(173 号)を取り上げてきた。Part 3 では取次業界の取り組みを見てみよう。取次業界といえば電子書籍の登場によって右肩下がりの代表格として取上げられることが多い。しかし本当にそうだろうか。取次業界は出版社と書店の両業界に太いパイプを持っており、相互関係を維持する新たなビジネスモデルを生み出す可能性を秘めているのではないだろうか。つまり、取次業界の今後は電子書籍と紙の書籍のバランスを取る面からも重要なテーマになる。そこで本稿では取次大手の株式会社トーハン(以下、トーハン)の取り組みを見てみたい。

【経営2】エコが次世代の交通手段のキーワードに― エコプロダクツ2010

12 月9 日~ 11 日まで東京ビッグサイトで環境に関する展示会「エコプロダクツ2010」が開催された。今回で12 回目を迎える同イベントのテーマは「グリーン×クリーン革命!いのちをつなぐ力を世界へ」。地球環境問題を先端の技術やテクノロジー、また市民の努力によって解決し、次の世代へつなぐ「持続可能な社会」の形成を図ろうと、745 社・団体が各種の技術、取り組みを展示した。会場にはビジネスマンだけでなく、学生や学校単位で見学に来ている小学生等の児童が多かったことが印象的だ。本稿では、同イベントの展示の中で注目を集めていた電気自動車(EV)をはじめ、次世代の「モビリティ」に焦点を当てて紹介する。

【経営3】Market 診断 シャープが「GALAPAGOS」を発売― TSUTAYA GALAPAGOS も開始

1 2 月1 0 日、シャープの電子書籍対応メディアタブレット端末「GALAPAGOS」(ガラパゴス)が発売された。ガラパゴスはシャープが現在力を入れているクラウドメディア事業の中核となる製品の一つで、Google のAndroid OS を搭載した携帯電話や電子書籍端末などを指す。シャープは「ガラパゴス」の発売に合わせ、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と合弁会社である「TSUTAYA GALAPAGOS」を立ち上げ、電子書籍ストアを開始している。現在のタブレット端末市場とシャープの動きをレポートする。

【経営4】トピックス― 12 月の携帯電話店頭情報/注目のスマートフォンが続々登場 ● 12 月のパソコン店頭情報/電子書籍端末が相次ぎ発売

 

IT 業界の深層流 ソフト産業底打ちの理由

 

IT道標 加速するネット上への情報拡散

 

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