MVNO / MVNE サービス市場の動向①(2011年 11月号 No.185)

【特集1】顧客規模やニーズに合わせたMVNO/MVNE サービスを展開― MVNO / MVNE サービス市場の動向①

MVNO(Mobile Virtual Network Operator :仮想移動体通信事業者)とは、携帯電話等の回線をキャリアから借り受け通信サービスを提供する事業者である。モバイルサービスの多様化や新たな需要の創出のため始まったMVNO だが、近年ではMVNO の支援事業を運営するMVNE(Mobile Virtual Network Enabler :仮想移動体サービス提供者)も増えてきている。今号と次号に渡りMVNO/MVNE 事業者に焦点を当てて、サービス/ソリューションの特徴や販売動向、今後のサービストレンドを分析するほか、事業内容に通信が深く関わるセキュリティ事業者に現状のサービスと通信の関係やMVNO への参入意向について話を聞いた。

【特集2】「地域密着力」「通信サービス強化」が持続発展の鍵― 「ケーブルショー2011」レポート

「ケーブルショー2011」が9 月27、28 日に東京ドームホテルで開催された。ケーブルショーは日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV 技術協会、衛星放送協会が主催者となり、ケーブルテレビ業界が持続的な発展を遂げるための情報共有、発信の場として開かれている。全国のケーブルテレビ事業者が集まり、活気にあふれたイベントの様子をレポートする。

【データ】利用者が求めるのは「軽量化」と「ネットワークの繋がりやすさ」― タブレット端末利用に関するユーザー調査

MM総研はタブレット端末の利用状況を把握するため、ユーザー調査を行った。タブレット端末は電子書籍端末として利用されるだけではなく、無線LAN や移動通信によるインターネットや動画・音楽などマルチメディア機能を備え、ユーザーによる幅広い用途が考えられる。現在タブレット端末を利用する500 名(うちiPad 利用者は444 名)のユーザーを対象に、Web アンケートを行い、その実態や満足度・改善点を確認した。

【トレンド1】iPhoneのマルチキャリア化が浮き彫りにする競争力の源泉― KDDIとソフトバンクモバイルの動向

ソフトバンクモバイルのiPhone 独占販売の終了は、国内の携帯電話市場にどのような影響を及ぼすのだろうか。iPhone を武器に加入件数を伸ばしてきたソフトバンクモバイルだが、多様なAndroid 端末の台頭とiPhone 独占販売の終焉で、競争力の低下は避けられないだろう。一方、スマートフォン市場に出遅れたauは、WiMAX 対応端末の拡充に加え、iPhone をラインアップに加えたことで端末の競争力を上げてきた。iPhone というたった一機種のスマートフォンが市場全体に与える影響力の大きさを改めて感じるが、同時にマルチキャリア化によって、それぞれのキャリアの持つ競争力の源泉とは何かが改めて問われ始めている。

【トレンド2】「いつでも、どこでも本が買える」に進化する電子書籍端末― ソニーの新機種は直接ダウンロード可能に

ソニーがこの秋発表した電子書籍端末「Reader」シリーズの新機種は無線ネットワーク接続が可能で、いつでもどこでも電子書籍の検索や購入が可能となった。読書専用端末として、文字の見やすさや持ち運びやすさを追求している(写真1)。

【トレンド3】クラウド化の進展が新たなセキュリティビジネスを創造― スマートフォン向けセキュリティサービスの動向

10 月11 日(水)から10 月14 日(金)までの3 日間、東京ビックサイトで開催された「IT pro EXPO2011」と「スマートフォン&タブレット2011 秋」には例年通り数多くの企業が出展しているが、とりわけ携帯電話市場を大きく動かしているスマートフォンに関する出展が多かった。その中でも、ビジネス利用に注目が集まるスマートフォンのセキュリティに関連した製品・サービスが多く、時代の流れを反映していた。同イベントで展示されたNTT ドコモとセキュリティ事業大手のシマンテックのクラウドサービスの動向を追った。

【トレンド4】充電・情報交換など「ワイヤレス技術」が通信を手軽にする― 「CEATEC JAPAN 2011」レポート

10 月初旬に千葉・幕張メッセで開催されたIT 技術の総合展示会「CEATEC JAPAN 2011」はスマートフォンの急激な市場拡大を象徴するかのようにスマートフォン関連の展示が目立った。その一方で、ワイヤレス技術を用いた展示では、人々の身近な生活シーンにおけるIT活用のあり方を着実に変えつつあることを感じさせるものも多かった。会場で話題になった技術をレポートする。

【トレンド5】高まる省エネ需要に応える― 「グリーンITアワード2011」受賞製品&ソリューション

経産省が主催するグリーンIT の表彰制度「グリーンIT アワード2011」の受賞結果が10 月3 日、発表された。この制度は「洞爺湖サミット」が行われた2008 年、環境、エコブームのなかでスタートしたが、4回目となる今年は、震災と原発事故をきっかけに高まった省エネ・節電意識を反映した表彰となった。今年の受賞結果と、受賞製品の概要などについて紹介する。

【トレンド6】ソーシャルゲーム躍進がもたらすゲーム開発リソースの急シフト― 「東京ゲームショウ2011」レポート

日本最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ2011」が9月15 日~ 18 日まで幕張メッセで開催され、史上最高の22万2,668 人の入場者数を記録するなど盛況を博した。今年のゲームショウでは、12 月に発売予定の新型携帯ゲーム機「PlayStation Vita」とともに、ゲームショウ初出展となるSNS 大手「グリー」などソーシャルゲーム勢の存在感が注目を集めた。

【対談】社内のニーズから生まれたWeb 会議システムで世界をめざす― MM総研大賞2011受賞記念対談

Web 会議システム「V-CUBE」は04 年に販売を開始。インストール不要、かつOS や機器など、使用環境に左右されないユーザビリティの高さなどが評価され、現在は4 年連続でWeb 会議システム市場のシェアトップを維持している。不況による出張抑制や、大規模災害時に備えた企業の拠点分散化、在宅勤務ニーズの高まりなどの外部環境も影響し、成長はとどまるところを知らない。今回はブイキューブ社の創業者であり、その立ち上げからWeb 会議システムのトップ企業にまで成長させた間下直晃社長に、これまでの成長の軌跡、今後の展開などについて話を聞いた。

【経営1】Information Governance の重要性を啓蒙していくことが最優先― SAP ジャパンのデータ・マネジメントに関する取り組み

本誌180 号においてデータ・マネジメント市場の動向としてアグレックス、インフォマティカを取り上げた。今回、データ・マネジメント市場の動向Part.ⅡとしてSAP ジャパンを取り上げる。SAP ジャパンは今年8月に「SAP BusinessObjects Enterprise Information Management 4.0」を構成するソフトウェアとして、エンタプライズ・データ・マネジメントを実現する新製品「SAP (R) BusinessObjectsTM Information Steward」(以下、Information Steward)をリリースした。新製品の分析と併せて、データ・マネジメントに関する意識や組織体制などにおける欧米と日本との違いについてもレポートする。

【経営2】顧客満足度向上に繋がる高品質の実現をめざす― ネットワンシステムズ

ネットワンシステムズは、1988 年設立の大手ネットワーク・インテグレータ。国内の民間企業や官公庁・自治体、通信事業者などへのルータ・スイッチ等の機器販売、ネットワーク構築品質は高く評価されている。同社は品質をどのように捉え、その維持向上に努めているのか。本稿では今年4 月に設立された同社の品質マネジメント組織「TQM(Total Quality Management)推進室」に、品質に対する考え方や動向を聞いた。

【経営3】金融業界からの高いIT 要求に応える― 株式会社シンプレクス・コンサルティング

金融業界のIT 技術への要求レベルは非常に高い。取引のわずかな遅れが大きな損失につながることもあれば、システム停止で世界的な混乱を引き起こす可能性もあるからだ。一方でIT によるシステム革新が莫大な利益を生むこともある。技術動向に敏感で、設備投資も惜しまない金融業界に対し、金融システムを提供するベンダーはどのように対応しているのか。金融機関の収益業務に特化したシステム開発・サービス提供でトップシェアを誇る株式会社シンプレクス・コンサルティング(本社東京都中央区、金子英樹社長)の取り組みを紹介する。

【経営4】ポータブル・メディア・プレイヤ市場、ソニー、アップル2 強の直接対決へ― ソニーが“Walkman”Z シリーズを投入

ソニーがアップルの「iPod touch」と競合するフラッグシップモデル「“ウォークマン”Zシリーズ」を12 月10 日に発売する。ポータブル・メディア・プレイヤ(以下、PMP)市場に注力するソニーは、事実上アップルのiPod touch との直接対決となるモデル“ウォークマン”Zシリーズを今年の9月に発表した。“ウォークマン”Z シリーズを通してPMP の市場動向を予測する。

【経営5】爆発現象をスパコン解析― 株式会社爆発研究所

「爆発」は複雑な現象だ。化学反応、熱・衝撃波の伝わり方、建築物の振動や破壊など、爆発の研究には様々な技術と知識が必要となる。災害の拡大防止や安全対策に関わる重要な研究だが、研究にあたっている専門機関は、国内では産業技術総合研究所の研究グループと今回紹介する株式会社爆発研究所(本社茨城県牛久市、吉田正典社長)だけだ。この難しい研究課題に発展著しいコンピュータ技術を駆使して挑む同社の取り組みを紹介する。

【経営6】中国最大手の電子書籍ソリューション企業の日本での展開に注目― 方正の取り組みと中国の電子書籍市場の現状

中国最大手の電子書籍ソリューション企業、北大方正集団(本社北京、略称は方正)。電子書籍や電子図書館のシステム構築に2000 年頃から携わっており、中国の電子書籍ならびに電子図書館市場を牽引する存在である。方正の日本での戦略や中国の電子書籍市場についてレポートする。

【経営7】トピックス― ●10 月の携帯電話店頭情報:「iPhone4S」を巡って2 大キャリアが激突 ●10 月のパソコン店頭情報:NEC と東芝の秋冬モデル、出足はやや鈍い

 

【IT業界の深層流】Android のテストセンター開設へ

 

【IT道標】M2M サービスの拡大で新たに提供されるクラウドサービス

 

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