NTT光コラボ、4 ~ 6月は105万件の純増(2015年9月号 No.231)
【特集1】2020年をターゲットにロボット革命の実現をめざす― 日本の「新ロボット戦略」策定の背景と狙い
2015年5月に設立された「ロボット革命イニシアティブ協議会」の設立総会で、安倍晋三首相は「新たなロボット大国のカギを握るのはロボットを大規模工場から経済社会の隅々まで解き放つことだ」と、ロボット革命にかける強い決意を表明した。設立総会には経済産業相など7人の閣僚と、協議会に参加予定の200以上の企業・団体からの代表者が集い、会場は熱気に包まれていた。本稿では、「ロボット革命イニシアティブ協議会」の設立根拠となった政府の「ロボット新戦略」に焦点を当て、戦略策定に至った背景と、戦略策定に至るまでの議論を分析した。
【データ1】新規事業領域における投資拡大で差別化を図る― モバイル通信事業者の決算分析と今後の事業展開予測
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手移動体通信事業者3社の2015年度第1 四半期(4~6月期)の決算が出そろった。3社とも表面的な数字では好決算といえる実績だが、今後の事業展開への不安も垣間見せている。本稿では各事業者の決算数値の分析とともに、新たな収益源として注力する新規事業領域への取り組みを追った。
【トレンド1】新たなICT技術をベースとした経済・社会への移行を提言― インテリジェント化が加速するICTの未来像
総務省の情報通信政策研究所は2015年6月、「インテリジェント化が加速するICT の未来像に関する研究会報告書」を発表した。情報通信、ビッグデータ、人工知能(AI)、脳科学、認知心理学等の関係者が一堂に会し、分野の壁を越えて、ICTにおける新たな潮流の発生と今後の社会・経済へのインパクトを展望した結果がまとめられている。本稿では同報告書にまとめられた、日本のICT領域における国際競争力強化に向けた新たな課題と今後の取り組みに係る提言を分析した。
【トレンド2】利用者情報登録が個人とレストランのマッチングを最大化する― レストラン予約サービスの「ポケットコンシェルジュ」
前号に引き続き、レストラン予約サービスの代表例として株式会社ポケットメニュー(本社:東京都港区、戸門 慶代表取締役)が運営する「ポケットコンシェルジュ」を紹介する。同サービスの特徴はユーザーが会員登録時に行う自分や同伴者の情報やクレジットカードの登録だけで「最高の外食体験」ができること。お店の予約だけではなく、利用者情報に基づいた最高の料理の保証と、会計をポケットコンシェルジュ側が代行するシステムが「2020年に向けたインバウンド需要の取り込みに大きな効果を発揮する」と、同社の戸門代表取締役は期待している。
【トレンド3】ITを活用し、ジェネリック医薬品使用率74.4%を達成― 日本調剤の「JP 調剤システム」「お薬手帳プラス」
医療機関が発行した処方箋に基づいて患者に薬を提供する調剤薬局。その数は2014年末時点で全国に約55,000店舗と、コンビニエンスストアの店舗数を上回る。近年は大手調剤チェーンによる経営戦略的な買収・合併が活発化。患者の囲い込み競争も激化しており、他店との差別化、患者へのサービス拡充が急務となっている。これまで他の業界に比べ遅れが指摘されていたITの活用に本腰を入れ始める事業者も増えている。創業当初からIT の重要性を認識し、同業他社に先駆けてIT 導入を積極的に推進しているのが日本調剤株式会社だ。同社の先進的な取り組みをレポートする。
【トレンド4】教育のICT導入を推進、自ら考え答えを導く― Educational Solution Seminar 2015
日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)主催のセミナー「Educational Solution Seminar 2015」が8月7日、都内のホテルを会場に開催された。文部科学省が実施する「学びのイノベーション事業」の具体化に沿ったイベント。タブレット端末などICTを活用した今後の教育のあり方について議論した会場の模様を、JAPET&CECの赤堀侃司会長の講演を中心にレポートする。
【トレンド5】FTTH市場における光コラボのインパクト― 異業種参入で、新規需要創出に期待
MM総研がまとめた2015年6月末時点のFTTH加入件数は2,701.2万件。4~6月の3カ月間で前年同期比並みの1.4 %の増加となった。
【経営1】デバイスフリー、ネットワークフリーでスマートフォンを内線化― NTTコミュニケーションズのクラウド型PBX「Arcstar Smart PBX」
NTTコミュニケーションズ(以下NTT コム)が201 年4月に提供開始した「ArcstarSmart PBX」はPBXをクラウド化しオフィス内外でのコミュニケーションを円滑にするサービス。クラウドがITシステムに急速に普及し始める中、PBX領域にも浸透するのか、その動向を追った。
【経営2】複数クラウドの運用状況を見える化し、運用コストを削減― 富士通エフサスの「マルチクラウドLCM サービス」
富士通エフサスは、クラウドの導入・運用実績から得られた知見やノウハウを活用した「マルチクラウドLCMサービス」を7月29日より提供開始すると発表した。クラウドの導入が当然のこととなりつつある近年において、このサービスはユーザーにどのような価値をもたらすのかレポートする。
【追跡! IT ベンチャー(51)】クロスコンパスインテリジェンス― ディープラーニングを取り込んだAI プラットフォームを開発
人工知能(AI)を利用した新しいプラットフォーム「Intelligence eXchange」(インテリジェンスエクスチェンジ)(IX)」を開発したのが、株式会社クロスコンパスインテリジェンス(本社:東京都港区芝 佐藤 聡社長)。年内発表予定のIX は①ニューラルネットワーク(NNW)※ を構築できる環境② NNW を共有するためのマーケットプレイス―で構成されているのが特徴。AIといえば技術開発競争でしのぎを削る最先端分野のみに視線が向かいがちだが、現行レベルのAI技術でビジネスを加速させるためのプラットフォームを提供するというのは新しい試みである。
【追跡! IT ベンチャー(52)】DVERSE― スマホに仮想空間映し出す「カジュアルVR」めざす
近年、世界中で注目を浴びている「VR」(Virtual Reality 仮想現実空間)とは、コンピュータグラフィックスや音響効果を組み合わせて、人工的に現実感を作り出す技術のこと。海外では主に映画やゲームなどのエンターテインメントで活用されている。日本国内でのVR 展開に注力しているのがDVERSE Inc.(本社:米国デラウェア州、沼倉正吾CEO 以下ディヴァース)だ。本社は米国籍だが、実部隊は東京が拠点。手持ちのスマートフォンで簡単に体験できる「カジュアルVR」をめざしている。
【イベントレポート】インテル、クルマの自動運転に注力― IoTソリューション・カンファレンスで、野辺ディレクターが講演
IoT(モノのインターネット)事業に力を入れるインテルが6月25日、東京都内で「インテルIoT ソリューション・カンファレンス」を開催した。このうち、会場の注目を浴びたのが自動車の自動運転をテーマにした講演。自動運転技術はIT 各社にとって産業の頂点に立つ自動車産業に橋頭保を築くきっかけになるだけに、インテルも最重点カテゴリーの一つとして位置付けている。
【IT業界の深層流】沖縄IT列島さらに前進へ― 内容は本誌参照ください
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【IT道標】進展しない登録修理業者制度の現状― 内容は本誌参照ください
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