MM総研主催セミナー 「企業マネジメントの本質とは 」ソフトブレーン宋 文洲 会長(2005年 07月号 No.109)

【特集1】市場は初のマイナス成長、05年度は微増の見通し― ナレッジ検索・分析ソフトの国内市場動向

MM総研がまとめた04年度の国内ナレッジ・分析ソフト市場は、前年比14%減の68億円となった。市場は年率150%の勢いで伸びてきたが、01年度下期から続いたIT不況の影響で、02年度に前年度比5%増の67億円とほぼ横バイ状態に低迷。ナレッジマネジメント・システムは、「必要不可欠なソフトではない」と言われ、ERP(統合基幹業務システム)などと同様、不況に弱い商品と言われてきた。02年度はそれを実証する形になったのだが、03年度は景気底打ち感もあり、幾分、活性化し、同17%増の79億円と回復、それも一段落した04年度は持ちゴマがなくなったため厳しい市場環境となった。

【データ1】市場は堅調な伸びが続く、4年ぶりに上期・下期とも2ケ― 2004年度 国内PCサーバー出荷概況

04年度(04年4月~05年3月)の国内PCサーバー市場は、前年比17.3%増の42万9,800台を出荷。Y2K特需(2000年問題)時の買い替え需要や古いNTサーバーの買い替えが大手、中堅、中小など民間企業を中心に活発化し、2期連続の2ケタ増となった。 景気回復の波に乗った企業のIT投資意欲の堅調さを現す結果となった。メーカーシェアは、日本HPが前年比35.2%増と調査対象企業のなかで最も高い伸びを記録し、富士通を抜いて3位に躍進。国内メーカーは、NEC、富士通が2ケタ成長を維持したが市場全体の伸びに及ばずシェアを落とした(データ1)。

【データ2】FTTHサービスの加入純増ペースが一段と加速― ブロードバンド回線事業者の加入者調査

MM総研がまとめた05年3月末時点でのブロードバンド回線事業者の加入件数調査では、純増ペースでみるとADSLの加入者純増数の鈍化傾向が一段とはっきりした半面、ブロードバンドサービスの本命とも期待される光接続サービス(FTTH)の純増ペースが加速していることが明らかになった。ADSLでは、ソフトバンクBB(サービス名:Yahoo!BB)が、34.9%で単独ブランドとしてはトップシェアを維持したものの、月間の純増ペースは04年度上期(04年3月~04年9月)と比べてほぼ半減。NTT東西のサービスを合わせたシェア(38.0%)との差は拡大した(データ1)。FTTHでは、NTT東西が提供するBフレッツが合計62.6%と過半数のシェアを獲得しているものの、ケイ・オプティコムや東京電力、KDDIなどが加入件数を増やしており、新規参入したソフトバンクBBも加わり、加入者獲得競争はさらに激戦の様相を呈してきた(データ2)。

【トレンド1】連載・デジタル家電の行方9― 他社独自機能へのキャッチアップが進む ~DVDレコーダー最新トレンド

2004年度に前年比約2倍となる443万台を出荷し、デジタル家電の中でも最も勢いのあるのがDVDレコーダー。昨年中も多くの新製品が発表されてきたが、今年も最初の大型商戦となる夏のボーナス商戦に向けて、各社続々と新製品を発表してきている。
 05年の春夏モデルの特徴は、①DVD録画の片面2層対応 ②EPG機能の強化(スポーツ延長対応、番組追跡機能) ③ハイビジョン対応 ④Wチューナーの4点となっている。どの特徴も1つだけを切り取ってみると既存の機能であるが、春夏モデルではこれまで特定メーカーのものであった独自機能を他社がキャッチアップして搭載しており、全体的に完成度の高い製品が各社から投入されている。

【トレンド2】注目企業の動向/リアルオークション事業に注力― オリックス・レンテック株式会社のオークション事業

最近ではオークション事業といえばインターネットオークションを意味することが多い。しかし、リアルのオークション事業が無くなったかといえば、そんなことは無い。オリックスレンテック㈱はレンタルアップ事業を主業務としているが、近年、ネットオークションと共にリアルのオークション事業に注力している。ネットとリアルをいかに連携しているか、同社のオークション事業を追った。

【トレンド3】第3回MM総研セミナー報告― 企業マネジメントの本質とは ~ソフトブレーン株式会社 宋 文洲 代表取締役会長

ー参加者は約30人。当初予定していた15人の定員を大きく上回る多くの申し込みがあり、大手のITベンダー、キャリア、ベンチャー企業、証券アナリストや政府関係者など、今、話題の論客である宋氏の講演を目当てに多くの参加者が集まった。

【対談1】中堅企業向けコンサルにシニアプロを活用― 日本IBM株式会社  堀田 一芙 常務執行役員 ゼネラル・ビジネス事業担当

情報システム需要は大手企業についてはほぼ一巡して、ベンダーの視線は中堅、中小企業ユーザーの開拓に向いている。しかし、率直にみて、中堅・中小企業(SMB)市場開拓は極めて難しい。大手企業と違って情報投資に多くの資金を割くわけにはいかない。また、本業のビジネスで十分に人材を確保できないなかでは、情報部門に専門の担当者を置くのにも限界がある。こうしたユーザー企業を、いかに先端的な情報技術をベースにした強い企業に導いていくのか。日本アイ・ビー・エム(IBM)で中堅・中小ユーザー開拓の前線に立つ堀田一芙 常務執行役員に聞いた。(文中敬称略)

【対談2】絶えざる革新を続ける技術とサービスが最大の強み― アマゾン ジャパン株式会社  ジャスパー チャン(Jasper Cheung) 代表取締役社長

e-コマースの先駆者である「オンラインストア」、アマゾンの国際的な快進撃が続いている。ナローバンドからブロードバンドへ移行しても、この成長は続いてゆくのだろうか。ブロードバンド先進国の日本においては異変が起きていないのか。アマゾンの日本法人代表であるジャスパー・チャン代表取締役社長に聞く。(文中敬称略)

【対談3】セキュアで柔軟な情報アクセスを実現するプラットフォーム― シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 大古 俊輔 代表取締役社長

情報は宝、情報を蓄積することは資産を増やすことだ――ちょっと前まで、単純にこんなことが信じられていた。しかし、今、情報を蓄えることはリスクに変わった。個人情報保護法など、管理者の情報セキュリティが厳しく要求される時代に入った。こうした状況の中で「真価が現れてきた」と胸を張り始めた企業がある。シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社である。情報アクセスを厳格に管理し、かつ、情報利用の利便性を高めるという。その仕組みはどうなっているのか。同社の大古俊輔社長に聞いた。(文中敬称略)

【経営1】ITサービスプロバイダの事業戦略7― セキュアで安全なアプリケーション配信の実現をめざす ~F5ネットワークス

高速ブロードバンドの浸透とともに、企業情報ネットワークは、その利用方法の高度化、効率化とともに、新たにネット時代のビジネスリスクをどう回避するか、と言う面にも強い関心が寄せられるようになってきた。ここでは、トラフィック管理の世界的リーダーである「F5ネットワークス」に、スポットを当てて、こうした問題に、どう製品ラインで応えようとするか、聞いてみた。

【経営2】生き残りを賭けた独自の事業展開を加速― 家電量販店・PC販売店の動向

家電量販業界が大きく動いている。ヤマダ電機の業界初となる1兆円突破、中堅量販店の相次ぐ破綻と大型量販店による吸収合併など、業界の生き残り競争は激しさを増している。一方で、本格的なデジタル家電、ブロードバンド時代の到来によるインターネットビジネスの拡大、オール電化の推進、家電リサイクル法の施行など、業界を取り巻く環境も大きく変化している。このような状況の中で、家電量販店各社はどのような対応を取っているのか。代表的な量販店、PC販売店の5社の事業展開と新規事業を追った。

【経営3】トピックス― ●6月の携帯電話店頭情報:話題の新機種が続々と登場 ●6月のパソコン店頭情報:完成度の高い東芝のモバイルノート

【携帯電話】
 6月中旬までの東京・新宿のカメラ系量販店店頭の携帯電話売り場は、新製品が発売されたこともあり、多くの人で賑わっていた。特に、NTTドコモの売り場では、期待の新シリーズが発売されたこともあり、多くの注目を集めていた。

【パソコン】
 新機能を売りに各社が夏モデルPCを投入する中で、東芝はノートPC事業20年間のノウハウと差異化技術を採用した、記念モデルを発売した。PCにおいて、あまり聞きなれない「記念モデル」の販売であるが、店頭を訪れるモバイルユーザーの評価は高いようだ。

【IT道標】FTTHの普及が加速

FTTHの普及が加速している。今月号のデータ欄でも詳報している通り、05年3月末時点で266万件であったが加入者数がわずか2ヶ月後の05年5月末に300万件に達した。04年3月末に114万件だった加入者数は、04年度下期には月間10万件以上の増加を記録。05年度に入り、月間純増数が18万件程度まで上昇。ADSLの純増数を上回るペースで増加を続けている。今年度中には、500万件に到達する見込みで、ブロードバンドサービスの本命と言われてきたFTTHの普及が本格化してきた。

【IT業界の深層流】沖縄にもう一度、注目

MM総研所長は、実は、沖縄にはまっている。6月9日にも沖縄県主催の「情報通信企業誘致セミナー」でパネル討論のコーディネーター役を引き受けた。稲嶺恵一知事に頼まれて、那覇で購入した「かりゆしウェア」を着用して登壇した。「かりゆしウェア」はハワイのアロハシャツと同じものであるが、アロハシャツの由来は、ハワイに移住した沖縄出身者が沖縄から持っていった着物をほどいてシャツに仕立て直したものだそうである。「かりゆしウェア」はアロハシャツを模倣したものではなく、同じ起源を持つ「兄弟・姉妹」の関係にある衣服ということになる。
 そのセミナーで実感したのは、沖縄が本土から情報通信企業を誘致しようという熱意の本物さである。

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