モバイルキャリアの新料金プランの狙いと市場へのインパクト(2008年 01月号 No.139)

【特集1】― ICTの基地として急発展する沖縄 見直される「環境」の違い

 

【特集2】国内携帯電話市場の動向― モバイルキャリアの新料金プランの狙いと市場へのインパクト

現在、携帯電話市場は過渡期を迎えている。昨年10月にはMNPが開始され、同じく10月にボーダフォンからブランド変更したソフトバンクモバイル(以下ソフトバンク)が携帯電話端末の分割払いを可能とする割賦販売を開始。さらに、総務省主導のモバイルビジネス研究会が端末料金と通話料の分離を求める最終報告書をまとめたことを受け、auは11月12日より、NTTドコモは905iシリーズの発売開始と同時の11月26日に、それぞれ新販売方式を開始した。これで、大手3事業者の新プランが出揃った格好となるが、各社の新プランは三者三様であり、それぞれの戦略や今後の端末販売に関する方針が反映されている。今後の市場に大きく影響することが予測される新プランについて、各社の担当者にその真意を聞いた。

【データ1】07年度上期 国内パソコン出荷概要― 大企業需要の停滞で前年割れ、個人市場は回復の兆し

MM総研がまとめた07年度上期(4~9月)の国内パソコン総出荷台数は前年同期比5.2%減の592万台で、出荷金額も同8.1%減の7,090億円にとどまった。「ビジネス系ルート」が、前年同期比7.2%減の337.9万台と不調。「個人系ルート」も前年同期比2.3%減の254.1万台とマイナス成長だったが、Windows Vistaのリリースによる買い控えで低調だった06年度下期を底に需要は回復基調にある。

【データ2】07年9月末時点のブロードバンド回線事業者の加入件数調査― FTTHが1,000万件を突破も純増ペースは伸び悩む

MM総研がまとめた07年9月末時点でのブロードバンド回線事業者の加入件数調査では、FTTH(光接続サービス)の契約数は1,050万件となり、07念3月末時点に比べ約169万件の増加で、光市場は1,000万回線を突破した。一方、ADSLに間sにては、1,349万件と、07年3月末に比べると51万件の減少となった。

【トレンド1】― Web2.0 Expo 参加レポート <ベルリン/東京>

(米)オライリーメディア社の創業者でCEOのティム・オライリー氏らによって提唱された「Web2.0」。アメリカでは2004年ごろから話題になっており、日本も昨年初旬から「Web2.0とは?」といったセミナーなどが多く開催された。またヨーロッパでも「Web2.0」について、アメリカ(サンフランシスコ)に続き「Web2.0 Expo ベルリン」が開催された。本稿ではベルリンでの現地レポートと、後日、日本で開催された「Web2.0 Expo 東京」の様子を報告する。

【対談1】利便性の拡充が進む生活インフラを提供― JR東日本が提供するユビキタスサービス

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は2001年11月にSuicaサービスを開始した。2004念3月には電子マネーサービスを開始し、2006年1月からは携帯電話でSuicaが利用できるモバイルSuicaのサービスを提供している。さらに、2007年3月からは首都圏においてICカードPASMOとの相互利用サービスを開始したことにより、利用者にとって便利でシームレスな移動を実現している。同社の小縣 方樹常務取締役に現状のサービス状況・今後の展望について聞いた。

【対談2】IT技術による教育サービスの拡充― 全ての授業をインターネットで配信する4年制大学

福岡県福岡市の経済特区に、インターネットを活用した株式会社立による4年制大学として発足したサイバー大学。ソフトバンクが、九州電力、アール・ケー・ビー毎日放送、ゼネラルアサヒといった福岡の企業と共同で設立した「株式会社日本サイバー教育研究所」が同大学の運営にあたる。世界遺産学部とIT総合学部の2学部があり、学生はパソコンとインターネット環境があればいつでも、好きな時に、好きな場所で、何度でも授業を受けることができる。11月28日からは、ソフトバンクの3G携帯を利用した授業配信の検証を開始するなど、新たな取り組みにも意欲的だ。IT技術の進展と共に進化を続ける同大学の現状と今後の方針について、石田晴久IT総合学部長に話を聞いた。

【経営1】西日本地域のFTTH事業者の動向― 映像系サービスを拡充、付加価値を高め契約数を確保

07年9月末時点のFTTH回線の契約数は1,050万件(MM総研調べ)。06年9月末からは344万件の増加、着実に件数を伸ばしている。06年10月発刊のM&Dレポート(124号)での特集では、各社の注力点はトリプルプレイを揃えることや映像形サービスをいかに市場に普及させるかであった。その後、各社がトリプルプレイのみならずQoSが保証されたサービスやコンシューマ向けのセキュリティサービスの増加など、より付加価値を高めたサービスを揃えることで、FTTHを取り巻く環境は大きく変わると考えられる。今回は西日本の大手事業者から市場感や今後のニーズの変化などを聞いた。

【経営2】UMPCとは機能面、性能面、利用用途で棲み分ける― 急成長するスマートフォン市場、個人ユーザー獲得を本格化

スマートフォン市場が拡大している。07年国内スマートフォン市場は、出荷台数が60万台超に達する見込みで、08年にはNTTドコモが1100シリーズを発売、KDDIがスマートフォン活用型ソリューションの提供を開始するなど、市場はさらに拡大傾向にある。スマートフォンは「携帯電話(ケータイ)」にPDAなどの機能を付加した端末であり、旧来のPDA市場を取り込みながら発展を遂げている。その一方で、「モバイルPC」の小型軽量化を進めてPDA市場が内包する潜在的なニーズを汲み取ろうと試みる「UMPC(Ultra-Mobile PC)」も徐々に存在感を増しており、スマートフォン市場への影響も無視できない。今後のスマートフォン市場の動向を探る。

トピックス 12月の携帯電話店頭情報

 

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