タブレット端末ユーザーの利用実態調査

2013年03月18日

■ Wi-Fiモデル所有者で「自宅での無線LAN」に接続する人は88%。
■ タブレット端末所有状況はiPadシリーズ69.4%、Android 30.6%
■ 重視項目・満足度で「画面の大きさ」がトップ。「重さ」は満足度が最も低い。
■ タブレット再購入意向を示したのは49.1%。改善点は「端末価格がやすくなること」がトップ。

 MM総研(東京都・港区、所長・中島 洋)は3月18日、タブレット端末利用に関するユーザー調査を発表した。WEBアンケートによる調査で、現在タブレット端末を個人名義で利用する2,261人を対象にした。調査期間は2012年12月1日~12月18日。

■「自宅での無線LAN」接続はWi-Fiモデル所有者で約9割

 現在所有のタブレット端末で利用している通信ネットワークについて回答を得た。携帯電話回線モデル(以下、回線モデル)、Wi-Fiモデル別で、通信ネットワークの利用状況を比較した。両モデルで最も多かったのは、「自宅での無線LAN」で、回線モデルは480人(69.8%)、Wi-Fiモデルは1,243人(88.0%)となった。

 次に多かったのは両モデルとも「モバイルWi-Fiルーター」(ポケットWi-Fiなど)で、回線モデルは180人(26.2%)、Wi-Fiモデルは439人(31.1%)となった。続いて「公共のスポット(カフェ・飲食店など)」(回線モデル180人=26.2%、Wi-Fiモデル274人=19.4%)、「スマートフォンやその他タブレットのテザリング」(回線モデル131人=19.0%、Wi-Fiモデル205人=14.5%)、「公共のWi-Fiスポット(駅、空港)」(回線モデル135人=19.6%、Wi-Fiモデル194人=13.7%)の順となった。

■iPadシリーズの所有者は約7割

 タブレット端末利用者にiPadシリーズとAndroidのどちらを所持しているかを尋ねたところ、iPadシリーズが1,569人(69.4%)、Android端末は692人(30.6%)となった。通信ネットワーク別でみると、回線モデルを所有している人は688人(30.4%)を占め、Wi-Fiモデルは1,412人(62.5%)を占めた。また「不明」と答えた人は161人(7.1%)だった。画面サイズ7インチ台以下で片手での操作が簡単で、屋外での利用も多い「モバイルタブレット」(手のひらタブレット)の所有者は470人(20.8%)で、画面サイズが約10インチで自宅での利用が中心となる傾向がある「ホームタブレット」は1,693人(74.9%)となった。

【タブレット端末の定義】 
以下を条件としてMM総研による分類(2013年3月現在)
①Wi-FiもしくはWi-Fi+3G(以上)の通信機能を搭載
②動画・音楽・電子書籍などのコンテンツを利用できるマルチメディア機能を搭載
③7インチ以上のディスプレイを搭載
④スマートフォン同様のiOSやAndroidOSを搭載 (Windowsは2012年度下期以降のタッチスクリーンに
 最適化されたWindows RT等のタブレット型製品を一部含める予定)

「モバイルタブレット(手のひらタブレット)」・・・画面サイズ7インチ台以下
(7インチ台以下の2画面端末を含む)
「ホームタブレット」・・・画面サイズ8インチ以上(約10インチが多い)

============================================

(詳しい調査内容は4月末発行の「M&Dレポート203号」に掲載します)


■注意事項
1. 本プレスリリースは、MM総研が実施した市場調査の結果と分析から一部または全部を抜粋したものです。
2. 報道機関が引用する場合は、出典を「MM総研」と明記してください(MMは全角)。数値等は表ではなくグラフ化して掲載してください。
3. 報道機関以外が本プレスリリースの内容を引用・転載する場合は、MM総研による承諾が必要です。
4. MM総研の独自調査結果であり、公的機関の統計や企業の公表数値等と異なることがあります。また、データ・資料は、作成時点におけるものであり、今後予告なしに変更されることがあります。
5. 本データを報道以外の以下用途で無断利用することを固く禁じます。
 -プロモーション(広告・販売促進資料・ホームページ掲載・チラシなど外部に発信する資料・データ)
 -セミナー・講演会
 -その他、営業目的・営利目的での使用
6. 調査の詳細、研究員コメント、データ利活用などについては、担当者までお問い合わせ下さい。

■MM総研について
株式会社MM総研は、ICT分野専門の市場調査コンサルティング会社です。日本におけるデジタル産業の健全な発展と市場拡大を支援することを目的として1996年に設立し、四半世紀にわたって経験と実績を重ねてきました。ICT市場の現状と先行きを的確に把握する調査データに加えて、新製品・新サービスを開発するためのコンサルティングサービスも提供しています。

本件に関するお問い合わせ先

(株)MM総研

担 当 : 篠崎/河野

所在地 : 105-0011 東京都港区芝公園2-6-3 芝公園フロントタワー

連絡先 : 03-5777-0161

電話をかけるお問い合わせ

おすすめのプレスリリース