2016年国内タブレット端末出荷概況

暦年出荷台数として初の前年割れ

2017年02月27日

20161-12月期のタブレット端末出荷台数は851万台(9.8%減)と初の前年割れ

Appleがシェア42.3%で7年連続1位を維持するも台数は2年連続減少

携帯キャリア主導のAndroidセルラータブレット好調、セルラー比率58%で過去最高

■ 2017年V字回復のポイントはキャリア販売施策の継続とWindowsタブレットの拡大

 MM総研(東京都・港区、所長・中島 洋)は2月27日、2016年暦年(2016年1月~12月)の国内タブレット端末出荷台数(※1)の調査結果を発表した。総出荷台数は前年比9.8%減の851万台となり、2010年の出荷統計開始以来、初の前年割れとなった。このうち携帯電話キャリアの3G/LTEネットワークを利用する「セルラータブレット」は、キャリア主導のAndroidタブレットが好調に推移した。一方、無線LANのみをネットワークとして利用する「Wi-Fiタブレット」は2013年をピークに3年連続で減少した。

※1:「セルラータブレット(キャリアモデル及びSIMロックフリータブレット、以下SIMフリータブレット)」「Wi-Fiタブレット」を含む

メーカー別台数はApple7年連続シェア1位も2年連続で台数前年割れ

 2016年のメーカー別出荷台数・シェアは Apple(シェア42.3%)が1位を獲得。日本でタブレット端末が登場した2010年から7年連続で1位を獲得したが、2014年をピークに台数は2年連続で前年割れとなった。ただ、市場全体の落ち込みと比較すると減少幅は小さく、シェアは2.2ポイント増加した。

 以下、2位 Huawei、3位 ASUS、4 位NECレノボ、5位 富士通の順となった。

 

OS別出荷台数はAndroid3年連続で1位を獲得

 OS別出荷台数・シェアはAndroidが3年連続で1位を獲得。2位はiOS、3位はWindowsとなった。

通信回線別はセルラー 58%:Wi-Fi 42%でセルラー比率が過去最高

 回線別出荷台数・シェアはセルラータブレットがシェア58.0%、Wi-Fiタブレットが42.0%となった。市場全体としては減少するなか、セルラータブレットは台数が前年比1.0%と僅かながら増加。携帯キャリアが販売するAndroidタブレットとして、NTTドコモ「dtabシリーズ」、au「Qua tabシリーズ」が両社の販売施策の後押しもあり好調だった。ソフトバンク(ワイモバイル含む)は2キャリアとは異なり自社ブランドを冠したAndroidタブレットを発売していないが、レノボ製「Lenovo TAB」が寄与した。

2017年のV字回復にはSIMフリータブレットの増加などがポイント

 今後のタブレット端末市場の回復に向けたポイントとして、①キャリアのタブレット販売施策の継続強化 ②MVNOサービスとの相乗効果によるSIMフリータブレットの増加 ③Windowsタブレットの拡大――の3点があげられる。Windowsタブレットは2013年以降シェア10%強で推移しているが、文教を含めた法人市場におけるポテンシャルに期待できる。MM総研では今後のV字回復は困難ではないと予測する。

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