IIJがEUの新個人情報保護法対応の支援サービス開始

――ビジネス上のリスクマネジメント対策をサポート

2017年07月10日

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月10日、EU(欧州連合)が2018年に新たな個人情報保護法「一般データ保護規則」(GDPR)を施行するのに合わせ、同規則に対応した支援サービス「IIJビジネスリスクマネジメントポータル」を開設すると発表した。

 GDPR (General Data Protection Regulation)は2018年5月施行予定のEUの新しい個人情報保護法。個人データの収集、処理サービスの事業者は多くの義務が発生するといわれる。また事業者は収集に伴う説明責任を明確に要求される。IIJの調べによるとGDPRに対応して、全社を挙げたプロジェクト体制を構築している日本企業は2割程度だという。

 IIJの支援サービスは、GDPRガイドラインや関連ニュースの解説、セミナー情報、自己評価(セルフアセスメント)ツールなどを提供し、欧州でビジネスを行う日系企業を支援する。要望に応じてコンサルティングを受けることも可能。利用料金は無料会員、ベーシック会員・月額3,480円(税別)、アドバンスト会員・月額15,000円(税別)の3段階。

ニュースリリース
https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2017/0710.html

 

ポータルについて説明する ビジネスリスクコンサルティング部長 小川氏