「IBMのワトソンも活用 顧客にもっと近づく」

――――セールスフォース米本社のベニオフ会長がAI戦略語る

2017年07月04日

講演するベニオフ会長

 

 

株式会社セールスフォース・ドットコム(本社東京都千代田区、小出伸一CEO)主催のイベント「セールスフォース・トレイルヘッド・ライブ・トーキョー」が7月4日都内で開かれ、米本社のマーク・ベニオフ会長兼CEOが講演した。ベニオフ会長は「顧客の時代が来た」と前置きして、AI技術を駆使して顧客情報をスピーディーにユーザー企業に届け、適切な顧客対応ができるようシステム開発に力を入れていく方針を強調した。

ベニオフ会長の講演要旨は以下の通り(詳細を7月下旬発行のM&DReportに掲載)

・当社は年商100億ドル企業に仲間入りした。ナンバーワンの営業支援プラットフォームを提供し、世界中のユーザーから高い評価を受けた結果だ。

・カスタマーに近づくことが我々のモットーだ。いまや「age of the Customer」の時代と言えるだろう。顧客ニーズはなんなのか、絶えず目を向けておかねばならない。顧客のニーズをとらえきれない企業は消えていくだけだ。

・AIの技術をシステムに組み込むことで、セールスフォースは顧客に最も近い位置にいる企業となった。これまでのAIシステム「アインシュタイン」に加え、このほどIBMと提携しAIの「ワトソン」を組み込んだシステムも提供する