アジア初の24ファイバーペア採用で通信の大容量化に対応

――――NECなど5社、日本とシンガポールを結ぶ光海底ケーブル

2025年09月25日

NECと米Meta Platforms、ソフトバンク、アイ・ピー・エス(東京都中央区)、マレーシアのTM Technology Servicesは9月24日、日本とシンガポールの間を結ぶ光海底ケーブル「Candle」の供給契約を締結したほか、インドネシアのPT XLSmart Telecom Sejahteraとも同様の契約を締結することで合意したと発表した。ケーブルにはアジア地域で初めて24ファイバーペアのケーブルを採用する。

 

2028年の運用開始を目指して建設を進めている「Candle」は、日本、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポールを結ぶ総延長約8000kmに及ぶ光海底ケーブルだ。

 

従来の光海底ケーブルシステムには最大でも16~20ファイバーペアのケーブルを採用していたが、今回は24ファイバーペアを導入することで、通信容量の大容量化が可能になり、より高速かつ低遅延な通信インフラの整備が進む。AI(人工知能)や高速通信規格「5G」の普及に伴って急増するアジア地域のデータ通信ニーズを支える技術として注目される。

 

出典:NEC

 

<プレスリリース>

NEC、日本とシンガポールを結ぶ光海底ケーブル「Candle」の供給契約を締結 (2025年9月24日): プレスリリース | NEC

 

(大山)