ドローンを活用した地域課題解決への挑戦

――ほっかいどうドローン実装促進事業推進コンソーシアム

2024年07月25日

ほっかいどうドローン実装促進事業推進コンソーシアムは7月25日、災害が起きた時を想定して、迅速に対応するために平時からドローンを活用することをテーマに実証実験を始めると発表した。

エヌ・ティ・ティ・アド（東京都千代田区、東明彦代表取締役社長）とNTT e-Drone Technology（埼玉県朝霞市、滝澤正宏代表取締役社長）が幹事会社となり、同コンソーシアムを設立。
１回目の飛行実証では、コンブ養殖場や藻場の計測、赤潮の判定などを目的とする。水産業の新たな収益源として、海藻などが二酸化炭素（CO2）を吸収する「ブルーカーボン」のクレジット（排出枠）認証の取得につなげる。2024年7月30日～8月1日の3日間で、道内の福島町で実施する。

2回目の飛行実証は今秋を予定しており、平時と災害時をまたぐドローンの活用に向けて実証を進めるほか、ドローンで収集した情報をデータ化し課題解決に向けたユースケースの創出を目指す。また、福島商業高校の学生を対象にワークショップを開催し、将来の担い手の育成にも力を入れる。同校はNTT東日本グループが提供するDX体験授業の一環でドローン活用に積極的に取り組んでいる。

＜ニュースリリース＞
NTT e-Drone Technology https://www.nttedt.co.jp/post/hokkaido-20240725

（小野寺）