電子黒板、新製品で差別化競う
――「EDIX東京2024」 レポート その2
2024年05月15日
国内最大級の教育分野の展示会「EDIX」が5月8~10日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。電子黒板メーカーは各社が教育現場向けの新製品を出展した。
テクノホライズンは「ELMO board」のハイグレードモデルを出展した。授業でよく使う地図などの教材資料をあらかじめ搭載し、必要なときにすぐに使えるようになっている。テクノホライズンの祖業は資料をモニターに拡大投影する書画カメラであり、教材資料とのすばやい連携が特徴だ。
さつき(東京都千代田区)は書画カメラを電子黒板本体に搭載した「MIRAI TOUCH X SERIES」を出展した。MIRAI TOUCHは教員が従来の黒板でする所作の再現を差別ポイントとしており、書き心地や手で文字を消せる点にこだわりをもつ。
(正置)