GIGAスクールでも生成AIを活用
――――日本マイクロソフト、「EDIX東京2024」 で特別講演
2024年05月13日
国内最大級の教育分野の展示会「EDIX」が5月8~10日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。日本マイクロソフトは9日、GIGAスクールにおける今後の取り組みの方向性を生成AI(人工知能)、GIGA端末、校務DX(デジタルトランスフォーメーション)の観点から話した。
生成AIを活用してメール返答、保護者だより作成など教員の業務に合わせたデモンストレーションをした。AIを使った音読練習では、個々人だけでなくクラス全体の回答や間違いの傾向を分析できると強調し、導入事例も紹介した。AIに関わる倫理、著作権などの問題に対しては、教員、児童生徒それぞれに学習用コンテンツを提供すると話した。
生成AIで音読練習の結果を分析した
Windowsは端末管理が大変という指摘が多かったことから、NextGIGAでは初期設定、年次更新、アップデートを簡素化するなど改善した。端末速度が遅いことに関しては、推奨設定になっていないことが原因とし、相談窓口の設定、パートナーを配置する計画だ。
校務DXではゼロトラスト要件を守り、学習系と校務系で1台の端末への集約に引き続き注力する。データ蓄積による意思決定、教員の働き方改革に貢献すると話した。
(正置)