大和証券グループ本社など5社、AIオペレーター「KOTO」を開発

――――クラウド型応援金サービスの問い合わせに活用

2024年04月04日

大和証券グループ本社など5社は4月2日、Fintertech(東京都千代田区)が提供するクラウド型応援金サービス「KASSAI(カッサイ)」への問い合わせに対応するAIオペレーターを開発し、オペレーター業務を始めたと発表した。大和証券によると、AIオペレーターの顧客応対は国内大手金融機関で初めてという。

 

KASSAIは返礼品の提供を前提とした応援金を募るサイトを作成できるサービスで、コンサートやスポーツ、地方創生、チャリティーなどの様々なイベントに活用されている。

 

今回リリースしたAIオペレーター「KOTO」は、ユーザーインターフェース(UI)に人間の外見と仕草を持つデジタルキャラクターを採用。音声でのコミュニケーションや文脈を加味した応答ができ、PCやスマートフォンからいつでも利用できる。現在は試用版だが、今後顧客の声をもとにさらにレベルアップする予定だ。開発には大和証券グループ本社とFintertech、大和総研のほか、Pictoria(東京都渋谷区)、Pocket RD(東京都港区)が協働した。

 

大和証券では、AIオペレーターによる顧客応対サービスの有効性を検証し、一定の効果を認めた場合、「資産形成の相談や各種手続きに展開することを目指す」としている。

 

<プレスリリース>

https://ssl4.eir-parts.net/doc/8601/tdnet/2417758/00.pdf

 

(大山)