「αU」が本格始動

―――新たに「αU live」「αU place」がスタート

2023年10月25日

(出典:αUサービス説明会資料より)

 

KDDIは10月24日、メタバース(仮想空間)・Web3サービスプラットフォーム「αU」の新サービスとして、音楽ライブ映像の配信サービス「αU live」とバーチャルショッピングサービス「αU place」の提供を始めたと発表した。これまでの①アバターを伴った音声会話型SNS「αU metaverse」②メタバースと連動した非代替性トークン(NFT)ストア「αU market」③Web3対応メタバースを実現する次世代ID「αU wallet」――の3つに「αU live」と「αU place」が加わり、「αU」は当初予定していたフルラインアップでの提供となった。

 

αU liveは、音楽ライブを高品質な3D映像で、タブレットやスマートフォンなどで視聴できる。近くに寄ったり、横から見たりと360度自由視点で見ることができる。また、2023年11月から映像を世界中の配信プラットフォームに流通させる事業(ディストリビューション事業)も展開する予定という。

 

(出典:αUサービス説明会)

αU liveタッチ&トライの様子

会場内では、実際にデモンストレーションが体験できた

(出典:αUサービス説明会)

 

αU placeは、3Dで再現したバーチャル店舗で買い物ができるサービス。顧客はバーチャル店舗内の商品をタップするとその場で商品の情報を見ることができ、そのままEC連動での買い物もできる。オンライン上で店舗の店員による直接の説明を聞くこともできる。

(出典:αUサービス説明会資料より)

 

また、既存3サービスもアップデートした。αU metaverseは、プロのみに提供していたライブ配信機能を一般のユーザーにも開放した。さらに、メタバース空間で楽しめるカラオケ機能を追加した。

(出典:αUサービス説明会資料より)

 

αU marketとαU walletは、主要国産ブロックチェーンの全てに対応予定。

 

(井上)