MatterとECHONET Liteをつなぐブリッジ機能を提供

――ユビキタスAI

2023年10月13日

ユビキタスAIは10月13日、スマートホームの新規格「Matter」と異なるメーカーの家電を遠隔制御する通信規格「ECHONET Lite」という異なる規格を採用したデバイス間をつなぐブリッジ機能の提供を開始した。

 

 Matterは米無線通信規格標準化団体(CSA=Connectivity Standards Alliance)が策定したスマートホーム製品の通信規格。グローバル市場で導入が進んでおり、乱立していたスマートホーム製品のプロトコルや設定方法を統一し相互運用が期待されているが、すでに日本国内に浸透しているECHONET Liteと相互互換性がなく接続できない。

 

 この課題を解決するため、ユビキタスAIはMatterとECHONET Liteを接続するためのブリッジ機能を開発した。組み込み環境向けECHONET Lite対応ソフトウエア開発キット「Ubiquitous ECHONET Lite SDK」に搭載して提供する。Amazon AlexaやGoogle Homeといった人工知能(AI)を搭載したスマートスピーカーに代表されるMatter規格対応コントローラーからも、ECHONET Lite対応のスマート家電やスマートエナジー関連機器を操作することができる。

 

MatterとECHONET Liteブリッジによるスマートホームの拡張(出典:ユビキタスAI)

 

<ニュースリリース>
https://www.ubiquitous-ai.com/news/2023/004740.html

 

(小野寺)