公衆無線LAN「00000JAPAN」を通信障害発生時も開放

――Wi-Biz、TCA加盟の携帯電話事業者5社が発表

2023年09月05日

一般社団法人無線LANビジネス推進連絡会(以下Wi-Biz)、一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)加盟の携帯電話事業者5社(NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイル、以下携帯5社)は、災害用統一SSID ※「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」を活用した公衆無線LAN「Wi-Fi」 を、大規模通信障害発生時にも無料開放すると発表した。9月4日以降、実施する。

 

東日本大震災の発生を機に、Wi-Bizは2014年に「大規模災害発生時における公衆無線LANの無料開放に関するガイドライン」を策定し、大規模災害時に「災害用統一SSID」による公衆無線LANを無料で開放できるようにした。無料Wi-Fi「00000JAPAN」は事業者共通のSSIDで、ユーザー認証や暗号化をせずに利用できるため、災害発生時の通信手段として利用されている。

 

今回、携帯5社の要望に基づき、Wi-Bizがガイドラインを改定し、自然災害だけでなく大規模通信障害発生時にも「00000JAPAN」の無料開放が可能になった。

 

 

※ Service Set Identifier の略称。無線 LAN アクセスポイントの識別に用いられる文字列

 

 

<プレスリリース>

https://www.wlan-business.org/archives/41925

 

(小池)