国内初、KDDIが2.3GHz帯の5G利用を開始

――「ダイナミック周波数共用活用」で放送事業者との共用を実現

2023年08月01日

KDDIと沖縄セルラー電話は、高速通信規格「5G」用の新たな周波数帯である2.3GHz帯の運用を始めたと発表した。5G浸透による通信量増加への対応や、エリア展開の加速を目的としている。

 

2.3GHz帯は放送事業者がすでにスポーツイベントなどを中継する際に利用している周波数帯だが、利用する時間や場所が常に一定ではないため、複数の事業者(免許人)が場所や時間帯などで使い分ける「ダイナミック周波数共用活用」という方法で5G用にも利用できるようにした。

 

放送事業者が事前に2.3GHz帯の利用エリアや時間帯を申請し、KDDIが影響範囲にある基地局の電波発射と停止を柔軟に制御することで、ダイナミック周波数共用活用を可能にした。2026年度末までに全国で8300局超の基地局設置を目指す。

出典:KDDI ダイナミック周波数共用の仕組み

 

<プレスリリース>

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2023/07/31/6885.html

(小池)