三菱地所、LIXIL、mui Labがスマートホーム事業で提携

――HOMETACTがECHONET Lite機器に対応

2022年12月01日

三菱地所、LIXIL、mui Lab(京都府京都市、大木和典代表取締役社長CEO)は11月30日、スマートホーム事業領域での提携に向けた基本合意書の締結を発表した。

 

三菱地所が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」に、LIXILのIoTホームリンク「Life Assist 2」のホームデバイスが新たに連携する。LIXILのクラウド間連携(API連携)により、HOMETACT側でホームデバイスを介した同様の機器制御ができる。HOMETACTは従来の機器メーカーとのAPI連携に加え、ECHONET Lite規格を活用した機器接続にも対応したハイブリッド型のIoTプラットフォームとなる。

 

今後はスマート分電盤等と連携したエネルギーマネジメント機能(HEMS)も新たに実装予定だ。HOMETACTアプリでのエネルギー使用量の見える化を進めるほか、連携するIoT機器や住設機器を増やし利便性を高めていく。

 

HOMETACTの追加機能の開発やアプリケーションのUI設計は、スマートホーム関連事業を手掛けるmui Labが担う。同社が提唱するカーム・テクノロジーの理念を応用した「Calm UI(穏やかなユーザー・インターフェース)」の設計アプローチを取り入れ、家庭のエネルギー使用量を生活者が直感的に理解・判断できるインターフェースとする。節電に関わる助言やヒントの発信などにより、生活者の省エネ行動の習慣化を促す仕掛けも実装していく。

 

サービス概要(出典:三菱地所)


 

<ニュースリリース>
三菱地所mui Lab

 

(小野寺)