既存有線を活かす統一規格「G.hn」で、安価な高速回線の提供目指す

――Ai Connectとルイジェネットワークス

2022年11月10日

ISP事業者のAi.Connect(栃木県宇都宮市、松永侑祐代表取締役)とネットワークサービスを提供するRuijie Networks Japan(東京都港区、曽志代表取締役社長)は11月10日、統一規格「G.hn(Gigabit Home Networking)」を利用した集合住宅向けインターネットシステムを共同開発し、商用化に向けた実証実験に成功したと発表した。

 

「G.hn」は同軸ケーブルや電話線、電力線などを用いた高速ホームネットワークの統一規格。G.hnを利用したインターネットシステムは、アパートやマンション内に新たな通信配線の敷設が不要なため、建物の構造や費用の面でLANケーブルを敷設できない既築物件に導入することができる。ISP業界では宅内の工事調整に伴う人的費用も課題とされている。同コストを削減することで、高速で安定したインターネットを安価に提供できる。

 

実証実験は、Ai.Connectがインターネットサービスを提供する東京都内の賃貸マンションで実施。G.hnを採用し最大1.7Gbpsの接続を確立した。2023年1月から提供を開始する予定だ。

 

商用化サービスイメージ

 

 

<ニュースリリース>
https://www.ruijie.co.jp/news/aiconnect_437068752994172928.html

 

(小野寺)