mui Lab、スマートホームの国際規格「Matter」に対応

――2023年にmuiボード第2世代リリース

2022年11月04日

スタートアップ企業のmui Lab(京都府京都市、大木和典代表取締役社長CEO、ムイラボ)は11月3日、Matter対応版「muiボード第2世代」を2023年に提供開始すると発表した。

 

「muiボード」は、天然木を使ったスマートホーム向けコントロール・ハブ。Matter対応スマート機器と接続し、操作する際のインターフェースの役割を果たす。「muiボード第2世代」では、2022年10月に発表された新たな標準規約「Matter 1.0 Specification」に盛り込まれたマルチアドミン機能(機器相互運用性)にいち早く対応。これにより複数のMatter対応デバイスをシームレスにつなぐことができるようになる。

 

muiボード第2世代を始めとする同製品群は、カーム・テクノロジーの理念を応用した「Calm UI(穏やかなユーザー・インターフェース)」を軸とする「muiプラットフォーム」をベースに、企業システムとの連携や外部サービスとの連携が柔軟にできる拡張性の高い特性を持つ。

 

天然木を使うことで普段は家具のように生活空間に溶け込む点も大きな特徴だ。そこで暮らす人は必要なときに必要なだけの情報や機能を取り出すことができる。こうした住環境の整備は家族の心をつなげる効果もあるとしている。

 

※スマートホーム製品間の相互利用を実現する新たな世界標準規格。様々なデバイスやエコシステムに互換性がある。標準化団体CSA(Connectivity Standards Alliance)には米グーグル、米アップル、米アマゾンなど、スマートホーム関連製品を開発する企業が世界中から集まっており、2022年10月末時点で約300社に達している。

 

 

<ニュースリリース>
https://muilab.com/ja/journal/matterversionmuiboard2/

 

(小野寺)