MOYAIとCTC、多摩都市モノレールにIoTカメラを導入

――鉄道業界向けIoTソリューション

2022年10月31日

通信技術とAI・IoT技術の高機能デバイスを提供するMOYAI(東京都中央区、渡邊亮代表取締役)と伊藤忠テクノソリューションズ(以下CTC)は10月28日、多摩都市モノレールへIoTカメラソリューションを提供すると発表した。

 

今回導入したのはMOYAIの高機能ネットワークカメラ「IoTube(アイオーチューブ)」。LED蛍光灯に4K/800万画素高解像度・高視野角カメラセンサーユニットを組み込んでいる。既存の蛍光灯と取り換えるだけで、設置可能な点が大きな特長だ。4G回線のSIMカードが内蔵されており、車両内の映像をリアルタイムで確認できるほか、人工知能(AI)により収集した動画を短期間で解析できる。全車両に設置することで車両内での非常事態やトラブルに対して、迅速な対応が可能になる。

 

CTCが提供した「THEASIGHT(テアサイト)」は、「IoTube」で収集した車内映像の閲覧や管理を可能にする。CTCは、今後、リアルタイムに車両内の混雑状況を計測するAIや、温度、湿度、赤外線サーモグラフィー、煙検知などの各種センサー機能の利用、鉄道業界向けのインターフェースや機能の追加など、多摩都市モノレールの快適な利用環境の整備に向けて、「THEASIGHT」の機能を拡充するとしている。

 

(正置)

 

<プレスリリース>

・MOYAI

https://moyai-net.com/press-release/press-221028/

 

・伊藤忠テクノソリューションズ

https://www.ctc-g.co.jp/company/release/20221028-01491.html

 「IoTube」の画像