図書館のセルフ貸出機でAIが背表紙識別

――京セラ系、国内初公共図書館に導入

2022年06月16日

京セラコミュニケーションシステム(京都市伏見区、黒瀬善仁代表取締役社長)は6月15日、本の背表紙画像をAIで解析して蔵書点検の効率化を支援するサービス「SHELF EYE(シェルフアイ)」を鹿児島市立天文館図書館に導入した。セルフ貸出機において99.5%の精度で本の背表紙を識別することができる。公共図書館で実用化されるのは国内初。

 

図書館で主に導入されているICタグを利用した蔵書点検サービスは、全蔵書にICタグを貼付する工数や機器の導入コストが課題とされている。SHELF EYEを導入すれば、セルフ貸出機と画像解析AIデータベースが連携し、背表紙画像から借りたい本を一括で識別することができ、従来のシステムに比べ約50%のコストで導入できるという。

 

出典:京セラコミュニケーションシステム プレスリリース

 

<ニュースリリース>

https://www.kccs.co.jp/news/release/2022/0615/

 

(朝倉)