NEC、AI活用で小売店舗のDX支援

――「NEC棚定点観測サービス」を提供開始

2022年02月28日


NECは、スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売業向けに、商品棚に着目して小売店舗のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するクラウドサービス「NEC棚定点観測サービス」の提供を2月25日から開始した。同サービスは東急ストア(東京都目黒区、須田清代表取締役社長)に先行して採用され、2022年6月から本稼働開始を予定している。

小売業の実店舗では商品棚の状況把握と商品の補充作業が必要で、従業員による売り場とバックヤードの行き来の多さが業務負荷となっている。NECでは商品棚を常に最適な状態とし、その運用コストの最小化を図るサービスの提供を通じ、店舗のDXを支援する。その第一弾として、カメラ映像からAIがリアルタイムで商品棚の在庫量を可視化する「売り場チェック機能」の提供開始と、商品の補充や前出しが必要な棚の情報を従業員に知らせる「品出しアラート機能」などの機能強化を進める。 

同サービスはカメラ機材も含めた映像クラウドサービスとして提供され、価格はカメラ込みの初期費用が74,800円(税別)、カメラ1台につき月額料金が3,980円(税別)で提供される。NECは2023年度末までに本サービスの契約1,000件をめざしている。

 <ニュースリリース>
https://jpn.nec.com/press/202202/20220225_01.html

 (村田)